「ついていない」を含む小説

　まじやべ――、スッゲーんだけど！　超キレ―なんだけど！！　 　どうしようもなくあの人のことが好きなの……。どうしたらいいの。 　古典というとお堅くとらえがちですが、要するにこ…

【コミカルは、シリアスをも凌駕する】 ＜あらすじ＞ 世紀末に起きた大地震の後、トウキョウは奇妙な才人の集う経済都市“ヘイロー”と化した。その徹底した実力主義の都市から零れ落ちた街…

子育てってほんとに大変。 究極の子育て支援施策が、国家プロジェクトとして水面下で進行していた‥‥。

明王大学4年の『櫻井はると』だらしがなく自分を少しでもよく見せるために、ずるい嘘を平気でついていた。 ある日『はると』は、一目惚れをした『溝口えみ』を彼女にしたいと思い嘘をつくこ…

　いわゆる「中世ヨーロッパ風ファンタジーな世界に転生する話」。 　タイトル略称『望み志望』。 　主人公にしておけないくらい臆病な主人公の少年、漆原恭侘（うるしばら・きょうた）…

　私は右目の視界が欠けています。 　右目だけで人の顔を見ると、ちょうど顔の中心が、黒く塗りつぶされたように見えるのです。 　グリーンが好きです。 　それで、こんな話を書いてみま…

「NASAの月着陸は陰謀ではありませんが実際のところ、現在はロスト・テクノロジーです。当時仕様されていた宇宙服は経年劣化して実用に耐えうるものではなくなり、月面の有人探査に利用で…

沖田は夢を見た。装甲の薄い、一式陸上攻撃機に乗っている夢だ。0式戦闘機2機が護衛についていた。そんな最中、大本営の嫉妬をかった山本五十六大将(沖田美佐子)は、味方のモールス信号が…

三年前。 飲み会で終電を逃した僕はぶらぶらと帰途についていた。 道に迷った挙句、そこで不思議な女性に尋ねられた。 「あなた、シンドウさん※ですよね？」と。 ※本来は別姓でしたが…

年の終わりの夜、私はアルバイトを終えて帰路についていた。そこでふと、その年のクリスマスにヒットしたバラードが聞こえてくる。私はその影へと振り向き、そして声を失った――。天使の歌声…

時は平成、地は東京。その下町の一角にある古い屋敷に一人の美しい鬼姫が眠りについていた。 彼女の名は、人呼んで“朱夜叉（あけのやしゃ）の眠り姫”。 異形の姿なれど、心優しい鬼姫であ…

　ある日、親友と浜辺で遊んでからの帰り道。ついていない一日が終わりを告げようとしていたその時に、親友が海へ転落。手を掴んで助けようとした私も一緒に溺れ、意識を失った私たち。 　気…

リビングから娘の菜々子が泣く声がした。 菜々子の頬には、猫の引っかき傷がついていた。 なんと、あの由緒正しき雑種猫・ポン太が、『私』の娘に手をあげるとは。 私はポン太との面会を拒…

西暦2048年。 人類は遂に戦争の無い世界を手に入れた。しかし、世界は戦いを必要としていた。戦争が無ければ──人々は平和を平和と認識出来ない。 そして行われたのは、人類史上稀に見…

●序盤までのあらすじ 　中学三年生になったカナデ・ヒアリは団地と工場が立ち並ぶ町へと転校してきた。友達もできてクラスにも溶け込み順風満々だった。そんなある日、ヒアリはミチビキ・ツ…

近況ノートに書いていたのですが、下の方に埋まってしまったのでこの際こっちに公開してしまえ！　と 現物が手元にないので記憶がちょっと曖昧ですが、『武士道シックスティーン』の解説…

スーパーのアウトレットコーナーに置いてあった洗剤。その洗剤についていたオマケ、シークレットＡＩが面白そうだったので、自宅の洗濯機に設定したら……ヤンデレだった。 「定年退職した…

聖なる夜。仕事を終えたサンタクロースの”白髭”とトナカイの”赤鼻”は帰路についていた。白髭がふと地上を見下ろすと……あら、人間たちが争っている。こりゃどうにかせにゃならん！ こう…

新横浜は山を削って、その土で谷を埋めて造成された平坦な土地です。 昔は駅の周辺には、ラブホテルしかなく、その後オフィスビルが建ち始めても、ずっと居酒屋が一軒もない場所でした。 …