甘い物は別腹

コース料理に例えるなら

カクヨムのおかげで、色んな人のたくさんの作品を一気に読めました

作者の皆様、本当にありがとうございます

で、つまり自分はこういう話が好きなんだ、という傾向が見えてきました

特にラブコメ

　アンティパスト

　プリモ・ピアット

　セコンド・ピアット

　ドルチェ

ミステリやSFなら

　起承転結　ってところでしょうが

ラブコメなら

　出会い

　いろいろある

　互いの気持ちを確認し合う

　くっついてベタベタ

この「いろいろある」は

　両片思いなのにじれじれしたり

　片思いがだんだん通じていってほだされちゃったり

　最初は険悪だったのが、だんだん相手のいいところに気がついて距離が縮んできたり

ここがイマイチだと物語としてもイマイチなので、これはこれで大切なわけですが…

自分が読みたいのはメインディッシュ！　セコンド・ピアット、すなわち距離を詰めていくところ！！

「そこは私にとってのメインディッシュと違う」という人もいると思います、っていうか多数派？　かもしれませんが

たしか内田春菊が言っていました（ソースは不明）

「いちばんエッチなのは行為そのものの描写じゃなくてその前の合意に達するまでの駆け引き」（大意）である、と

告白手前の、相手も自分と同じ気持ちだよね、と手探りで確認し合うようなところ

ここが上手く描けてるのが自分は好きなんだな、と

ぶっちゃけ、そのあとのイチャイチャは別エピソードというか、番外編としてケーキバイキングみたいな別作品として書いてくれれば嬉しい

くっついたところで、すっと終わってほしい

書籍化を目指してコンテストに応募する作品なら、１作で完結するようにバランス配分考えて書かないといけないかもしれませんが…

せっかくウェブ小説サイトなのだもの、デザートはちょっと物足りないくらいでもいい

甘い物は別腹