@kuronekoya

大手ギルドのコック"ムギ"はある日、"コックは利益にならないから"とギルド長にクビを宣告されてしまう。 すると直後、超有能な美人秘書も退職を宣言。 「ムギさんのお料理がないならこ…

鏡の前につるを伸ばしたまま置かれている、黒縁のスクエアなフレームの眼鏡は、まちがいなく悠真のものだ。 KAC2024に参加しました。お題「めがね」

最初は寝ぐせから。 性格を知るにつれて少しづつ、「先輩ってこういう人なんだな」って。 知るにつれてだんだん気になっていきました。

【PV 4400感謝いたします！】 カクヨムコン、参加してみました！ 開催期間中も新しいエピソードを追加しつつ←（え、一万字だってば。ただでさえすでに二万字超えているのに馬鹿なの…

麻耶の話には、美術部の後輩がたびたび出てくる。その男の素晴らしさをうっとりと語るのだ。 『けもの』という作品の姉妹編です。どちらから読んでいただいてもかまいません https:…

マリコは長い髪をゆるく結い上げて、ウェリントンをかけている。眼鏡のレンズが、青みがかっている。

クラス替え発表は学生にとって運命の日。 名前の載った紙が張り出されると歓声や悲鳴の嵐です。 ひそかに慕うあの人と同じクラスになれるのか。 その瞬間を俳句にしてみました。 第1…

　童貞をお題にした企画によせて書きました。 　ベタベタでコッテコテのラノベ系ラブコメです。 　傷ついたぶんだけ人に優しくできる男の子と、いろいろ拗らせた女の子が、死ぬほどどうでも…

この人と美術部で過ごした一年と少しが、俺のいままでの高校生活のすべてだ。 同じ場面を別の登場人物の視点から書いた姉妹編があります。 https://kakuyomu.jp/wo…

不定期に何首か載せていこうと思います。よろしくお願いします。

夏の二十句連作です。 人のこと、人ではない生き物たちのこと、あるいはその交点。

乱れた生活を送る高校生の俺。ゲーセンの常連の一人である社会人の先輩。閉店後のゲーセンに残った訳ありそうな中学生の女二人。 ラブホに行きたいという彼女らに先輩が出した答えは。

二人の子を持つ林藤は、再婚ママ友の集まりに参加した。連れ子持ち特有の悩みを笑い合うなか、話は子供のぬいぐるみ離れに移り、メンバーの一人がうちの子もそうだと写真を出す。 しかし、そ…

こんな本屋さんに憧れる。 所有したい。店舗ごと。 みたいな、おはなし。

　ある日の昼下がり、散歩をしている僕に黒猫が近付いてきた。手を伸ばすと、興味を持ったのか触れるギリギリまで近付いてくれたものの、そこまで接近したところで猫は踵を返す。しかしたまに…

紗雪は、個別指導塾の講師だ。夫を事故で失い、大学生の息子・翼と二人暮らし。慎ましいが、翼も二十歳になり、それなりに幸せな日々だ。 ある日、塾の生徒から紗雪へ向けられた一言が、彼ら…

カフェで流れていたノスタルジーな短編映画に魅せられたナナカは、その結末に納得いかず、監督に文句を言いに行く。逆に監督であるトリトに制作を手伝って欲しいと言われて、ナナカは困惑する…

「僕」と葵は、似た者同士で親友だ。 だが学生時代から友情は続いているものの、一度として交際したことはない。 「僕」は葵が好きだったが、葵は「僕」を恋愛対象と見做していなかった。 …

席替えしたら隣になった美少女が、突然「前世の妻です」と迫ってくるようになった。多分、頭がおかしいんだと思う。

6／7に三巻が発売されるのでWEB版を更新します。 辻尾陽都は普通の高校生だが、風俗店が建ち並ぶ繁華街で食事を配達するバイトしている。それはクラスメイトには秘密だ。 ある日繁華街…

学校に行けなくなってしまった妹を元気づけようと、おれは米津玄師を家に連れて帰った。

それは夜になると時折、街を襲う。異層嵐、どこか違う世界から立ち現れて、人や物をさらっていく何か。 正体が見えないゆえに現実感のなかった災いは、彼女にとってみればもっと切実な戦いだ…

嫌いなのになぜか見てしまう。横暴なのにきれいで、怖いものなしみたいな同級生。これは、私が教室の片隅から眺めていた、岸本瑠千愛（きしもとるちあ）についての話。

　時は平成。狂乱の時代であった。 　当時イノセントを絵に描いたようなぴちぴち女子高生であった『私』が、悪が蠢き欲望渦巻く世界を渡る過程で、いかにしてムチと出会ったか。その顛末を…

どうして不眠症になったのか、理由は思い当たらなかった。身体が起きていたいというのなら、それに従おうと思い定めて、俺は夜の民になった。

クリスマスプレゼントのご用意はくれぐれもお早目に…… ※この作品はフィクションであり、実在の人物、事件、団体等には一切関係ありません。

KAC2021　3回参加作品　お題「直観」

果てしなく青い水面の広がる世界、仮の肉体と機械仕掛けの意識で構成された友人に会いにいく。 どこまでが彼女で、どこからが機械による模倣なのか。生と死のあわいを漂う短いお話。

干し柿のエッセイです。

メロスが激怒し暴君ディオニスを暗殺しに行ったと同じ頃合いに、 俺もまた激怒し誰でも良かったのでむしゃくしゃして暴君ディオニスを暗殺しに行くこととなった。 メロスにはセリヌンティウ…

刑事の七歩は、連続殺人犯の天才彫刻家小学生清を問い詰めていた。暴いたトリックを説明して「犯人はお前だ」と指摘したその先で、まだ狂気との戦いは続く。 この短編小説は、僕が書いてい…

ネット小説だから出来る事。 作者の狂気をご堪能あれ！！ もう１人の大喜利大会企画者の作品。 優秀小説作者賞は俺のものだ！！ （一部アプリ・ソフトウェアには対応出来ていません。ご…

夏の死人とまつわる風習。それに執着する人間の話です。

久しぶりに「きみ」と再会した「ぼく」は、一人旅の間に起きた出来事を話す。「きみ」の反応を愉しみながら……。◆ タイトルは造語。毎度お馴染み（？）吸血鬼をモチーフにしたショートショ…

触れれば過去へと戻れるというキューブ。 恵介と真弓はキューブを発見する。 それが二人の運命を決定づけるとも知らずに。

こうたは、ランドセルをほうり投げ、山の神社へ向かいます。 ある、願いを叶えてもらうために。 懸命に山を登り、祈りとともに現れたのは、神様…というか、カミナリ様⁉ 果たして、こうた…

「相方」の母国アメリカに移住した関西人の「私」が暮らし始めた先は、東海岸南部に位置するバージニア州。『南部州』『旧自治領（Old Dominion）』と呼ばれるその土地で触れた、…

カクヨムの新機能「10年《《前》》まで、分刻みで指定できます」を使い、2030年の僕が、2020年のキミに仕掛けた賭け。それは…… 　この短編小説を僕より早く見つけ出し、 　キ…

その女は桃缶を持って河原に現れ、ぼくに語った。 すでに世を去った、彼女の大切な人について。

　崖から転げ落ちた俺はその衝撃で前世の記憶を思い出し、それを仕組んだのが父親であることを確信した。当時五歳の俺はこの先生きのこるために、自分がクソ雑魚ナメクジであるように装った。…

※　書籍化・コミカライズされました　※ 　書籍、カドカワBOOKS社より2巻まで発売中！コミカライズ、2巻発売中！ 　目覚めたら、五歳児の幼女は別世界の記憶をもっていた。 　屋…

雪の降りそうな帰り道を歩く高校生２人。彼女が、読んだミステリーの話を始めて……

「アルファポリス」と「小説家になろう」にも投稿しています。２４９万ＰＶ感謝します。 ２０２０年１１月１０日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング２位 ２０２０年１１月１３日…

大場莉恵子は映像会社で働くプロデューサーだが、仕事ばかりして生活も恋もおろそかにしていた。 親友の雨宮芽依は、幸せな結婚をしたつもりだったが、旦那に追い出される。 莉恵子は、芽依…

真面目さで友達を作ることはできない。 教室ではうまくいかなくて、逃げ込むのは図書室だった。 辞典類に紛れて差し込まれた小さなノートがわたしの救い。顔も知らないその子と、飾った言葉…

クラスの女子達から陰湿ないじめを受け、心が折れかけた中学二年の少女、咲。 泣きながら走る学校の帰り道、思わずある言葉を漏らした咲は、背後から不意に声をかけられる。 振り向いた瞬間…

宮脇祐介は、駅前でいつも『しあわせのティッシュ』をもらっていた。しかし何も良いことがない。ある日幼馴染みの関根留美子に誘われて映画を見に行った。その時、いつも『しあわせのティッシ…

面白い夢を見た。 この世界とよく似た、でもどこか違う、別の世界に迷い込んだ夢。 女子高生のミヤは、親友のシィちゃんにその内容を話す。 隣のアパートが駐車場になっていたり、家族が…

-Life must go on- 不死身のわたしと、時間を彷徨う女の長い長い旅。