鞭 とJK

作者 霧野

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★★★ Excellent!!!

幼い頃から筋金入りの鞭好きである筆者の、リアリティに満ち満ちた「フィクション」。鞭とのなれそめから発展してディープな世界を体験していく過程がとても具体的に描写してあり、読む者を誘うように引き込みます。
エピソードの数々も面白いのですが、何より感じるのは、東京という街の特異さ──それは大都会という表の顔に潜む、蠢くような多面的な裏側の顔ですが──この時代の空気が、あたかもそこにいるかのようにビシビシ感じられます。鞭愛のみならず、時代風俗を切り取った作品としても面白く、この時代の東京を生きた方には旧懐を誘い、ご存じでない方にはかなり興味深いのではないでしょうか。
そういう意味では貴重なアーカイブとも感じました。
読みやすく笑いが端々にあってとても楽しめました。

★★★ Excellent!!!

深海は未知に満ちている。東京もまた、その深部には知られざる◯◯が沢山あるのでしょう。これはその一つ、鞭の世界。意気揚々と踏み込む無垢なJK視点で、その魅惑のヴェールを紐解いてくれます。

その世界のお洒落さや面白エピソードを無邪気に語ってくれる。
そして、ちょっと覗いてみたいかもなんて思わせてくれる。
ホラーとありますが、むしろ興味を刺激してくれる軽快な語り口の作品でした。

★★★ Excellent!!!

これは、ドロ〇ジョ様の再来ですよ。

いえ、それ以上です。

むちは、ほんの心のアクセサリーです。

社会に出て振り返りたいとき、おすすめの秀作です。

作者様の世界にドはまりしますよ。

私は、そのショーは、未経験ですからねっ。

とても面白かったです。

是非、ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

ドープとはヤバいとかエモいとか最高とかそんな意味。

物語の書き手は女子高生だった時の作者さまである『私』。
平成の東京。
女子高生である『私』はとあるバンドのライブにて凄まじい世界に魅了されていくのであった。
話の中心を貫いているのは終始『鞭』であるのが面白い。
各話のタイトルも秀逸。

鞭を通して平成の東京のドープな世界を見事に切り取ってみせた作品。
今日も東京のどこかで鞭がうなっているのに違いないのである。
実に東京とはオソロシイ。

★★★ Excellent!!!

「鞭が好きっ、でもあなたたちが思ってるのとは違うの、誤解しないでね!」

という誤解をはらすべく書き出した物語が、更なる誤解を生みだし、あまつさえ鞭作家というポジションを確立させてしまったという問題作。

わたしはこの作者さんのファンであり、その作品群をこっそりと生ぬるく見守っていました。
この作品はその中でも自伝的な異色作です。
コメディーたっぷりに、まだ女子高生だった彼女が見た妙な大人たちの世界を毒舌たっぷりに語っています。

まぁ文句なしに面白いです!

★★★ Excellent!!!

……アレ? そういう話でいいんですよね??
ってゴメンナサイ。つい読んでコーフンしてしまいました。

とにかく読むだけで魅惑の世界を疑似体験できるので、危険な香りをお探しのあなたにおすすめです。若い方なら将来を考える上で参考になるでしょうし、もう若くないとお嘆きの方には活力剤代わりになることと。
読んでハマってしまったら、作者さまが手取り足取り腰取り胸取りフォローしてくださることと思います。ただし、鞭とワインを手にした作者さまですからね、うっかり惚れてしまってもそこから先は責任持てませんので悪しからず。

★★★ Excellent!!!

これは、カクヨム(の一部)で「鞭作家」と名高い作者による、自伝的鞭小説である――

始めはとにかく長いものを振り回すのが好きだった。
かの有名な鞭考古学者ごっこもやってみた。
それがいつしか、ライブに通うようになってから、鞭の世界はどんどん行ってはいけない方向へ可憐なJKを引きずり込み始めたのだ…!!

なんでもほぼ実話だそうで、エッセイと言ってもいいような気がします。
何本もの鞭がしなる、美と狂乱の世界へようこそ!
あなたもきっと、自分だけの鞭で思いっきりピシピシやってみたくなることでしょう。なりますきっと。

★★★ Excellent!!!

さて、みなさまは打たれたことがありますでしょうか?
打たれたことが無い方は打つ側でしょうか?

どちらでもないという方は両者を眺める鞭愛好家ですね。
そう、この物語の主人公は鞭を打つことも打たれることもない女子高生のお話なんです。
これは彼女が幼いころから片鱗を見せ、いかに鞭に魅せられていくかを綴った物語……
フィクションなんですけれどもね、メチャクチャリアルなフィクションなんです。
すげえ世界だなとニヤニヤしつつも最後はしっとり締める。
最後には、無知なわたしですら……(ギャグではないですよ!)「あっ、鞭って見るのちょっと面白いかも!」と思ってしまいました。
そこはやっぱり作者さまの鞭に対するこだわりを見たからだと思います。
いやあ、東京って恐ろしいところですね、魔窟ですよ(;´Д`)
あなたも鞭の世界のぞいてみる?

★★★ Excellent!!!

 女子高校生が鞭と戯れ、少女時代を謳歌する。
 そしてバレーボールは、鞭の延長である。
 いや、哲学で「身体は延長」とされているとか、いないとか。
 ものすごいスピードで、今までに見てこなかった世界を見た気がします。

 このレヴュー、合ってるのか、合ってないのか分からないくらいです。

 新しい世界をお求めの方にオススメです。
 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

子供からお年寄りまでが偏見にとらわれることなく、楽しく鞭を振ることができる環境作りをモットーに、現在では会員数も着々と伸ばしている団体が存在しているのをご存じだろうか? その名は日本スポーツウィップ協会という。スポーツという名を冠している通り、スポーツとしての鞭の発展と普及にも力を入れている。

タイトルの「鞭とJK」には、鞭に対するメジャーなイメージを払拭させようという意図が絡んでいる。JKというところが大きなポイントだ。ティーンエイジャーが持つ独特の好奇心を上手く使い、鞭に対する興味を色々な角度で表現している。作中ではところどころで鞭の持つ本来のイメージ「らしさ」を匂わせているが、JKの将来には明るく爽やかな新しいビジョンを光らせている。正に、日本スポーツウィップ協会の理念に近しいものが、この作品にはあった。

ギュッと締まった皮の編み具合、空を切るように回した時のヒュンとした軽快な音。本気で対象物を狙って打った時の破壊力(白菜だって真っ二つ!)。鞭の魅力は、M男に向かって傷痕を残すだけのものではない。己の思いのままに操れる自在性を探求するものなのだ☆