「#童話」を含む小説

　昔々、あるところに夜の国がありました。 　そこには草木も人も獣もなく、ただ闇とぼんやりと輝く光だけがありました。 　そこはとても寂しい王国でした。 　やがて寂しすぎた王国は、…

さまざまな葉っぱの会話を聴いてみましょう

大切な人形が家出をしてしまった。 女の子とお人形の童話。

地面が近く空が遠い。 こんな感覚はいつ以来だろう。 私の手を引くままは、二十数年母と呼んだ人とは違う人だった。 二人の母と二人の父親。 初めての弟に小さくなった『わたし』はどうし…

あるところに美しい国がありました。その美しい国には、美しい王女様がいました。王女様と結婚しようと、貴族たちや他国の王子様たちが大勢お城につめかけるのでした。

優しいくまさんに出会い、いろんな動物たちが一緒に住む村にやって来たうさぎさん。みんなと仲良く暮らしていましたが、ある年、辺り一帯が食糧不足に見舞われました。うさぎさんの村の住人た…

北欧とアジア、時代も異なるかけ離れた境遇の少女ふたりが出会う。地球儀が見せる奇跡と、絵本寓話と現実が交差する不思議な世界と家族愛の短編物語。 　現代の幸せは、何を土台に存在できて…

　世界に存在するはずのない、赤い髪と赤い目を持った旅人・リズ。 　普通ならば魔法使いが連れているはずの、茶髪に青色硝子の目の小さな魔導人形・タルト。 　そんなただでさえ目立つ旅…

異能を持ち合わせたために、親近者を死に至らしめてしまっていた二人が出会い、寄り添っていた。 そんな闇を抱えた二人が行き着いた場所は、物語のキャラクターになりきり、生死を掛けた冒…

童話以外も書いてみました。 感想いただけたら、嬉しいです。

森の中で起きた不思議なお話～大人の童話です。

巷にはびこる物語には、それぞれに源流を抱え、未来へと渡っていく。 童話や寓話をテーマに、ホラーへと溶け込ませた短編の予定です

人魚族の末姫ミリルートは海から顔を出す岩の上に座るのが日課だった。そこにいれば見えるような気がしたから。 届きそうで届かないもどかしさから伸ばした手を、その日掴む者がいた。 人…

友人との悪ノリ、三題お題ジェネレーターで、『火』『タンス』『伝説の幼女』と出た結果生まれた作品。

俺の務める会社が、まさか ”夢を創造してビジネス化する” グループの一社だとは知らず、本社研修と称して、様々な夢を体験した。 研修中に俺が見た夢は、現実と非現実の狭間というべき…

あるところの公営広場に、幸福の王という銅像が建っていました。 その銅像には心がありました。 彼の心は、人々が愛され、幸福であるかにだけ関心がありました。 自分のことは何一つ知りま…

仲良し４人組は近所の平原へもぐら叩きに出かけます。そこで事件は起こった。

サークルの皆にこき使われてばかりの男子学生・C。 お花見の時も散々こき使われた挙句、片付けまで押し付けられてしまった。 そんな彼の元に、美しい髪を持つ不思議な美女が現れた。それ…

　蒸気と科学が世界を回す傍ら、「森のそば」を意味する小さな町の黒い森でパーシィ・ピックマンが獣に襲われて死んだ。 　その弟の一人は、兄は人狼に襲われたのだと主張し、探偵・ルードヴ…

それは、雪の降る町で生まれた小さな少女の、儚くも健気な奮闘記。 ※昔、某所で書いたものです。頭だいじょうぶかは、読んだ皆様の判断にお任せ致します。 ※パロディです。ネタと趣味…