概要
うさぎさんはどうしたら良かったのか。答えをご存じの方、教えて下さい…
優しいくまさんに出会い、いろんな動物たちが一緒に住む村にやって来たうさぎさん。みんなと仲良く暮らしていましたが、ある年、辺り一帯が食糧不足に見舞われました。うさぎさんの村の住人たちは、隣村から食料を買うことで、しばらくは不自由なく暮らしていましたが……。
童話、というより、寓話です。
(他サイトにも投稿しています)
童話、というより、寓話です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!情報を扱う者の、最低限にして最大のモラルとは?
大変興味深く拝読させて頂きました。
大人の為の寓話……物書きとして、こう言う手法で様々な主張をされることについては大賛成です。
そして本作が秀逸だったのは、筆者の立場が、実際は解かりませんが、少なくとも作品上は右にも左にも偏っていない点です。
事実を寓話と言う形に置き換えて、ありのままを伝える。
隠しもせず、歪めもせず、ただ事実をありのままに……。
これは、情報を扱う者の、最低限にして最大のモラルでもあると思います。
そして、寓話に登場する「うさぎさん」や「きつねさん」にもそのまま言えることなのだと思います。
また、こう言った寓話で、政治に興味がない人でも何かを考えるきっかけとなり、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!考えさせる寓話。キーワードは南スーダン?
大人向け寓話。でも、青少年に読んでもらいたい寓話。その点、先にレビューされている桜井さんに賛成です。30年以上も前の科目名で言えば、”公民”とか”現代社会”のコマかなあ。
世界の警察官の役割を、アメリカが投げ出した現在。この寓話のようなシチュエーションを日本も迫られ始めるでしょう。
私は、キツネの村長の行動って、村民不信が根底に有ると思うんです。明日の危機に目を瞑り、自分の今日の都合だけを主張する村民。だから、ああいう行動を取らざるを得ない。結果、弊害が大きくなるのですが、村長や主人公を責められないでしょう。
1人ひとりが「代わりに、こうしよう」という現実的な代替案を持ち寄らないと駄目だと思…続きを読む