誰がなんと言おうとうさぎさんは「悪くない」けど、家族のためといいながら家族に相談できなかったのは少しだけずるいな、と感じました。
「くずせ あきな」と申します。 人外が好きです。 読み手としてはわりとなんでも読みます。 雑食だけどこだわりが強めなタイプです。
ここに出てくるそれぞれの中に、それぞれの立場があり、それぞれの正解がある。だかそれが他の誰かの正解とは限らない。「選択」とは必ず選択肢の中から選ばなくてはならないものだろうか?
童話を思わせる文体ですが、政治性のあるシリアスなテーマを描いています。寓話的なブラックさと、おとぎ話を思わせる優しげな雰囲気をあわせ持つ良作でした。
読みながら考えて、考えながら読み終わって。自分にとって何が最優先したいことなのかを自分で知っていれば、つまりあらかじめ決めていれば、それに沿って行動するだけ。一番守りたかったこと、さえ守れれば、…続きを読む
登場キャラクターが動物であるこの作品ですが、現代社会で暮らしている我々にも起こりうるシチュエーションです。 黙っていなければ居場所がなくなる、生活が危うくなる。 しかし黙っていては、仲間が傷…続きを読む
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