「おとぎ話」を含む小説

「王様のおしごと」というお題で、数年前にmonogataryに別名義で投稿したものです。 割と気に入っている話だったのですが、なぜかサイトにログインできなくなったので、こちらで編…

「月を見ながら眠ってはいけない、魂を奪われてしまうから」。 月の雫によって孕んだ父なし子は、悪魔の子として沼に沈められる風習になっていた。けれどそこへ黒い馬に乗って現れた流れ者の…

宮廷魔法士のアンネは、幼馴染みで王子様のノア王子が花嫁を探し出せるように、胸がきゅんきゅんするようなロマンチックな恋愛をプロデュースするよう命じられてしまう。そこで、アンネはノア…

卒業式。それは教育課程を全て修了したことを証明し、祝う式典。または、お世話になった先生方や両親に感謝の意を示す行事。或いは学校で苦楽をともにしてきた仲間との別れを惜しみ、新たな門…

とある世界のとある国の王子様のお話。 王子様には可愛らしい妹が居ました。 王子様は妹だけを愛しました。 妹である王女が成長し、大国に嫁ぐのに、反対した王子様はある条件で嫁ぐの…

地獄の戦地から帰還した主人公ローガ。 戦争のトラウマは彼の精神を蝕み、変わり果てた故郷で彼を受け入れてくれる者は誰もいない。たった一人、猫耳を生やした奴隷の少女ルーウェンを除いて…

夏も近づく八十八夜。8人兄弟の末として生まれた八千代の88歳の誕生日に、八千代にとって8人目の孫である咲良がやってきた。驚く八千代に渡されたプレゼントは咲良が編んだ8番目のマフラ…

鬼と妖が地を蔓延り、天人と竜がまだ空を翔けていた昔々の話。物語の始まりは雲の上の禍か、地底の都で起きた乱か、或いは陽の国の小さな村の小さな神社での邂逅か。だが、総ては一人の名もな…

とある昼下がり。 おとぎ話を巡って、僕と彼女は議論する。 勝者は勿論……、

森の妖精と話ができる田舎の内気な若者は、街から来たお嬢様に恋をした日から、人が変わってしまいます。妖精が止めるのも聞かずに、田舎から街へと飛び出してしまいました。 少しでも偉くな…

むかしむかしある（ちょうどいい）所に、（ちょうどいい）おじいさんと（ちょうどいい）おばあさんが住んでいました。この二人のもとに人が入った桃が（ちょうどよく）流れてきて、（ちょうど…

　かつてこの世界は、天竜族・陸竜族・海竜族という、三種族の竜に支配されていた。 　世界は、争いの絶えない時代が続いた。 　陸と海は常に敵対し、天は傍観者としてその争いを見ていた。…

ある有名なおとぎ話に意外な兄妹が登場します。 二刀流というテーマを基に作りました短編です。 二次創作の項目に該当する箇所がありせんでしたので、オリジナルにしています。 カク…

ある日、世界は更新された。 それは日常の終わりをつげ、新たな時代の幕開けとなった――――。 更新された世界では、おとぎ話の化け物やダンジョンなど、非現実的なものが次々と出現する…

王国には、食の細いお姫様がいました。 ある日、一人の若者が城をたずねてきます。 「ぼくの作った料理をお姫様に食べてもらいたいんです」 もしもお姫様が料理を完食できたら、結婚さ…

短編で色々なお話集 おとぎ話の様な怖いお話

高校三年を迎えた桔津平（きっぺい）と谷中（やなか）は腐れ縁の同級生の臥竜（がりゅう）から昔からある怖いおとぎ話を耳にした。 初めは冗談で何とも思っていなかった桔津平が、その夜中か…

こどもにどんな影響を与えるのか。ある政治家は人権、表現、様々な市民の声に応えるべく考えました。インターネットやテレビ、メディアは規制できる。目をつけられたのは、、 大人が検閲し、…

　これからお話ししますのは星の世界の物語。死を望んだ僕と、それを望まなかった星との出会いと別れ、そして共存の物語となります。 　夢物語かもしれません。おとぎ話かもしれません。けれ…

勇者や魔王が出て来るような話はもうおとぎ話として語られるようになったこの時代。 次第に強力な魔術や剣術などは廃れていき、争い事は人間同士で起こす物になっていった。 海と山に囲まれ…