「推理 短編」を含む小説

超大幅改稿済み。 一人の猟師が雪山にて死体で発見された。 熊に襲われたと思われるその死体は顔に引っ搔き傷のようなものができていた。 果たして事故かどうか確かめるために現場…

「パラケルススが作成したというホムンクルスは、なぜ蒸留器から出したり、生き血を与えなかったりすると死んでしまうのか。わかりますか？」教授の出した課題に社会人一年目の池沢と大学四年…

青天の霹靂。あるいは蜘蛛の糸を切られたカンダタというべきか。 早起きして退屈な講義を受けたのも、そのあとに身を粉にして労働に勤しんだのも、全てはこのときのためだったのに。 無い…

高校一年生のやけにガタイの良い文芸部員・村上文太は、ある日校舎の窓から落ちてきたメモを拾う。 そこに書かれていたのはなんと殺人予告だった。 どうしたものかと悩む文太に、優等生ヅラ…

「もちろん、必ず有るから有ると思って徹底的に探しみて」 彼女は私に欠けたピースを探せと言った。

あらすじ 「あのねこのはなし」 　そこまで言った彼女は、とつぜん姿を消した。 　オレは、一緒に見た猫をかたっぱしから探し始める。 　だが、何も起こらない。 　そんなとき、彼女のほ…

平均500文字、「意味こわ」系オリジナルショートショート集。 解説なし。文体や文字数はあえてバラバラにしています。 では噂話に耳を傾けてくださいませ。 ※解説が必要なもの、矛…

「私」と杉村先輩はミステリー同好会で親しくなった好敵手（ライバル）である。 今日も二人は互いの頭脳を競い合うのだが――？ 江戸川乱歩の「二銭銅貨」をモチーフにした短編推理小説。…

日系３世トキサダはフリーターだ。 クリーブランドの片田舎で起こるちょっとしたミステリーにトキサダは巻き込まれる。 暇な日常の中、近所で起こるちょっとした事件を考えるそんな物語。…

神に祈って『何か』を消したはいいものの、一体何を消したのか。 消えた『何か』を、僅かに残る煙と残像から探し求めるホラーミステリー。 短いですがちゃんと(?)解決するのでご安心を。

地味で人付き合いが苦手な大学四年生、椎名（しいな）葵（おあい）は引っ込み思案な性格が災いし就職試験に失敗続き。 そんなある日、葵はたまたま休憩していた都心の片隅にある小さな公園…

月～金　毎朝更新（予定）の、ショート学園四コマコメディー小説です。 気軽にのんびりとお楽しみください。 出席番号２５番　保坂立哉（ほさか　たつや） 　　　　　　　立たされないで…

私は図書館に通う彼、神谷雄平のことを密かに想いを寄せていたが、 自分の世界に引きこもりがちな私はそれでいいと思っていた。 ある日、推理小説をいつも借りていく彼から「私のおすすめの…

5分で読書シリーズ『通学路、振り返るとそこにいる』（ホラー）大賞を受賞しました！ ※書籍版は改稿してます。 小学校の通学路にある柳の木。 涙雨降る真夜中、そこには死者が現れると…

正義感があり生徒に人気な教師、加味根悠介。そんな彼が授業中、ある男子生徒に殺された。目撃者は39人のクラスメイト。ところが彼らは全員、共犯者だった。何故善良な教師がクラス全員から…

退職を迎える門兵のモルトの元に、奇妙な事件が舞い込んでくる。 森からずぶ濡れで帰ってきた医者が、 人をひとり捨ててきたのだ。—— 短編です。三話構成。ご感想お待ちしてます。

「これは……」 　部屋のあまりの惨状に、私は思わずそう呟いた。 ＊＊＊ いつものように帰宅すると、目の前に広がっていたのはひどく荒らされた部屋の惨状だった。 この事件の…

　二人きりの放課後の教室で、同級生の羽原から推理ゲームを出題された。 『はい』か『いいえ』で答えられる質問を一度だけして、箱の中身を当てるというシンプルなルール。 　俺は帰る足を…

男子大学生3人の宅飲み。六畳一間の中央にはこたつ、大量の本と漫画が散乱する部屋。3人が所属する文芸部の部誌『諸相』の締め切りは明日の朝に迫っていた。 原稿に追われながら、話題は毎…

探偵城ノ内と上司に振り回される事務員あかりの日常エセミステリ。 ※順番に読むことを想定しています。 ※本格推理に非ず ※PG12相当の内容を含みます