概要
そう言って、彼女は消えた。
あらすじ
「あのねこのはなし」
そこまで言った彼女は、とつぜん姿を消した。
オレは、一緒に見た猫をかたっぱしから探し始める。
だが、何も起こらない。
そんなとき、彼女のほかにも消えている人がいるという情報をつかんだ。
猫のことを聞いても、知らないという。何かがおかしい。
事情を聴いていた人物が口を開く。
「あのねこのはなし」
まただ。
前と同じ言葉を聞いた。
目を閉じ、また開いたとき、それを発した人物の姿はなかった。
猫ではない。
気づいたオレは、彼女と同じ言葉を口にしていた。
「あのね、この話」
そして、オレも消えた。
この話をしてはいけないということだったのだ。
「あのねこのはなし」
そこまで言った彼女は、とつぜん姿を消した。
オレは、一緒に見た猫をかたっぱしから探し始める。
だが、何も起こらない。
そんなとき、彼女のほかにも消えている人がいるという情報をつかんだ。
猫のことを聞いても、知らないという。何かがおかしい。
事情を聴いていた人物が口を開く。
「あのねこのはなし」
まただ。
前と同じ言葉を聞いた。
目を閉じ、また開いたとき、それを発した人物の姿はなかった。
猫ではない。
気づいたオレは、彼女と同じ言葉を口にしていた。
「あのね、この話」
そして、オレも消えた。
この話をしてはいけないということだったのだ。
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