「ただわたしだけが」を含む小説

《注意事項》 　本作はフィクションであり、実際の人名・事件・団体とは異なります。 　また事件や犯罪などを助長するものではありません。

「レイちゃんは私のかみさまみたいだね。」 中学二年生の麗は、日々の生活がうまくいかず、幼馴染の虹に劣等感を抱いている。 なんでもない日常は何よりもつまらない。少女たちは自由を求め…

「わたし、今年はサンタさんに雪をお願いする！」春風（はるか）の一言から、私たち家族のクリスマスは始まった—— あおぶたと申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。 中学校の国…

　誰もいない図書館では、ロボットたちだけがいつもみたいに働いていた。わたしはそれを、カウンターの向こうから一人で眺めている。何しろ、この図書館には百年近く、誰もやって来ることなど…

わたし、望月小百合！高校1年生の女の子！ 身長153センチ、色白華奢体型の鍵っ子なの。 ちっぱいなのが悩みのタネ。 特技は色んなものを縮小・転移する事♪ みんなも小百合と…

　目が覚めると、そこは夢の世界。 　ここはどこだろうと不思議に思っている少女は、いちご色の猫のぬいぐるみと出会う。 　ひたすらぬいぐるみを愛でた後に少女が告げられるのは、"悪夢"…

前向きを疑え ポジティブを疑え 肯定を疑え 賛辞を疑え 笑いを疑え 前向きを恥じろ ポジティブを恥じろ 肯定を恥じろ 賛辞を恥じろ 笑いを恥じろ

「お姉ちゃん、もう駄目かもしれない」 母の涙混じりの言葉を、隣で聞いた。とうとう来たか。そう考えながら―――― 幼いときより病弱な姉、そんな姉の存在をどこか遠くに感じ、しかし何…

小さい頃から、何度も繰り返して見る夢。 それは何を意味するのか。 日本から遠い異国の地へ、夢を頼りに答えを探る旅に出る。

公爵令嬢クレアは、王太子に婚約を破棄され、さらに弟の手で処刑されてしまう。 それもこれも、平民出身の聖女に王太子の愛を奪われ、聖女への嫉妬に狂い、聖女をいじめ抜いて殺そうとした…

美登里は幼いころから「どちらがひとつ」を選ぶのが苦手だった。選んでみても、あとから後悔するのは分かっている。だからこそ、自信もって選べないのだ。 ある日、美登里は大学時代から付…

著者である「わたし」の持病(うつ病や過敏性腸症候群等)との日々を書き綴る作品です。 中学生の時に過敏性腸症候群になり、社会人になってうつ病になりました。 持病の有無に関わらず、沢…

関係性を書いています　ｵﾑﾆﾊﾞｽ形式。

ど真ん中で日の光を受けて喝采を浴びるひとはそのままゆけばいい 世の中のはじっこのすみっこで、ぺた、とへたり込んでいるキミを そう、そこのキミを 捨てないよ そういうひとが…

こけて、立ち上がったら異世界でした。唯一手にしていたのは、赤いきつねと緑のたぬきの二つのカップ麺。 わたしを保護してくれたのは、赤い髪と緑の瞳をした魔女でした。

自称美食倶楽部会員のわたしが印象に残った手土産やエピソードをここに置いておきます。 皆さんのお気に入りの手土産も、持ってきてくださいね。

　その手紙は『拝啓』で始まっていた。 　母が残した短い手紙は、残念ながらわたしに向けて書いたものではなく、父に向けて書いてあるものだった。 　

「捨てないんだ」という小説にどうしても四国のエピソードを入れてみたくなりました。 弘法大師さまが修行で険しい野山を巡り開いていかれた日本人にとって本来の意味での『聖地』だと思いま…