今日、わたしは結婚します。
冬生佑花
第1話
拝啓、
宮坂 悠一 様。
お元気ですか?
久々にこうやってあなたに手紙を書きます。
上手く言葉にできないので筆を取りましたがやはり緊張してしまいますね。
あなたは今どんな顔をしてこの手紙を読んでいるのでしょうか。
きっと、眉間に皺を寄せてそれでも最後まで読んでるんでしょうね。
鏡で自分の顔を見てみてください。
眉間に皺、寄ってませんか?
滅多に笑わないあなたの笑顔、わたしは大好きです。
こんな日だからこそ、笑ってください。
今日、わたしは結婚します。
一ノ瀬 みちる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます