「ただわたしだけが」を含む小説

母親が新しい男を連れてきた日、私は家という居場所から追い出されたような気分だった。 今まで私にばっかり構ってくれた、一心に愛を注いでくれた母はそこに居ない。隣には上辺だけの笑顔を…

異世界へ転移したわたしには、魔法使いの恋人がいる。 彼が喜ぶごはんを用意したいけど、この世界の食文化について、何も知りません！

引っ越した町の不動産屋さんで、わたしが言われた注意事項。 「ゴミ出しの時間だけは絶対に守るようにしてくださいね」 守らなければいけなかったのは、本当にそれだけだったのに。

仲が良かった年下の従弟は、再会したらなぜかそっけなくて……。 恋愛未満の初々しい物語を目指して書いてみました。 「冬の蝶」よりも、時間軸が前の物語です。冬の…を読んでいなく…

なにもしていないのにいじめられている少女のおはなし あとへったくそです

お母さんが編んでくれた三つ編みが好きなあみ。 そんなあみには秘密があった。 それは早朝に理科室で眠っているとおるくんがいるのを知っていること。 とおるくんはぴくりともせずに眠って…

基通三部作の第三弾です。 最終話の今回は、無能と言われ続けた近衛基通が主人公です。 基通は後ろ盾だった平家を裏切って後白河法皇の寵臣となり、親子そろって無能と言われながらも、現…

高嶺の花の彼女が、幽体の姿になって僕の前に現れた。 彼女は首を絞められ、殺されそうになったと話す。 そして、犯人を幽体離脱した状態で目撃したらしい。 「お願い！　わたしを幽…

今でも鮮明に残るわたしの夢の断片 意味があるかないか ないのでしょう ただの夢ですから 他のサイトにも載っている。

わたしは姫様のことが大好きだ。 他のサイトにも載っている。

　だれが令嬢を　殺したの 　それはわたしと　王子が言った 他のサイトにも載っている。

音符が漂う海の上には、白と黒の鍵盤が並んでいた。 透明な青と濁った青が交わる線まで、鍵盤は続いている。この上を走って行ったら、どこに辿り着けるのだろう。 海の上にピアノの鍵盤が…

わたしは夏葵っていいます。9歳です。夏は、わたしの背より大きい向日葵とか、夏祭りで売ってるよくわかんない青いキラキラとか真っ赤な金魚とかがあるから好き。夏が終わるといつも寂しくな…

作者による、作者のための、作者受けするはなし。 ＊小説ではありません。

二〇二一年、年の瀬はこんな状況でした。 小説は書けていなかったけれど、わたしは元気です(*^-^*)。

　はたしてなにかの役に立つのかどうかわかりませんが、発見時すでに末期の肺がんだった母にも『あとになって思えば』という予兆らしき症状がいくつかあったので、この機会にひとつのケースと…

郡司の娘、九々流は久しぶりに会った大好きな許婚に「婚約なんて子どもの頃の口約束にすぎない」と振られた矢先、賊に襲われ非業の死を遂げる。 ――それから、およそ九十年後。 小作人の娘…

レノは、王子とともに魔王の討伐をした「七賢者」の一人だった。しかし、王子に次ぐ実力を恐れられ、王子に幼馴染の少女を奪われた上で殺されてしまう。 レノは死の間際に四百年後の世界に…

12月中はクリスマスシーズンだからセーフセーフ！　というわけで、サンタさんにプレゼントをお願いした女の子の顛末です。