ラメンちゃん、徳梅さん、歴代ヒロインがカクヨムコン長編に初めて挑む私(小林勤務)の激励にきてくれました!

小林勤務

第1話

ラメン(魔女のラーメンいかがですかのヒロイン)「どうしたのよ、浮かない顔して?」


私(小林勤務)「はあ~」


ラ「なによ、ため息なんて吐いて。せっかく、カクヨムコン長編部門に初参戦するから、激励にきたのに」


私「いや、長編『エンドの恋』を現代ドラマのカテゴリーでやろうと思ってるんだけど、なんか、このカテゴリー、知らない内に激戦区になってるからさ……」


ラ「ああ、確かに『赤いきつね緑のたぬき』ですごいブームになっているね」


私「そうなんだよね。これじゃ、長編投稿開始しても、ソッコーで蹴散らされて終わるよ……」


ラ「まあ、それはあるかもね」


私「こうなったら、現代ドラマから恋愛カテゴリーに変更しようかな」


ラ「ええっ? そんな理由で変えちゃうわけ?」


私「そりゃあ、ちょっとでも露出しないとカクヨムコンはだめだからさ……」


ラ「はあ~、そんなつまんないことで自分の意志を曲げちゃうなんて、情けない男ね。やれやれ。仕方ない。わたしも人肌買ってあげるよ」


私「えっ! まじで!」


ラ「あんたとは不思議な縁があるし、可哀そうだから、わたしが大英連邦中に、『エンドの恋』フォローしてあげてって宣伝するよ。テキトーに★押せばいいからってさ」


私「いやいや、そんなこと、なんでラメンが出来るのよ?」


ラ「そりゃあ、わたしって女王陛下のお気に入りじゃない。あの権力使えば楽勝じゃない。皆ね、権力には弱いもんよ」


私「お前……意外と黒いな……」


ラ「にひひ」


私「そんなことより、テンプテーション使って皆を洗脳すれば早くない? いいじゃん、それ。ラメン頼む(土下座)」


ラ「あんた、死ぬほど馬っ鹿ね(呆れ顔)。そんなしょーもないことに魔法は使わないからね。優しくしてあげて損した。ほら、わたし以上に呆れた顔してるのが隣にいるよ」


私「えっ? 誰よ」




徳梅さん(エンドの恋ヒロイン)「私だけど」




私「と、徳梅さん?!」


徳梅「あなたってホントに馬鹿よね。情けない、それでも作者なわけ」


私「はい……作者です」


徳梅「だいたい、その長編、面白く書けてるわけ?」


私「……たぶん」


徳梅「たぶん~? そんなの読ませられる読者の立場に立ってみなさいよ。素人が書いて、作者が自信がない小説なんて、読むほうも苦痛以外の何物でもないわよ」


私「た、確かに……。じゃ、じゃあ、多分は訂正。きっと面白いよ」


徳梅「ほんと~?」


私「ああ、絶対。俺にしか書けないものは出来た……はず」


徳梅「はず~?」


私「はず! 俺の好きを全部詰め込んだ!」


徳梅「ふーん(妖艶な流し目)。じゃあ、それでいいじゃない。正々堂々、現代ドラマで勝負しなさいよ。それに……あんた、何のために小説書いてるのよ」


私「何のためって……」


徳梅「★をもらうため? そんなつまらないことのために12万文字も書いたわけ? ★なんて、ただの結果よ。あなた、初めて作品にコメントもらった時のこと忘れたの?」


私「いや……忘れてないよ。すごい嬉しかったよ」


徳梅「確か、夜中にスマホいじってたらコメント着信があって、びっくりしてPC立ち上げたもんね」


私「……よく、知ってるな 汗」


徳梅「そういう気持ちを大事にしなさい。そうすればね、きっとあなたを応援してくれる人が現れるはずよ」


私「俺さ、初めてコメントもらったあの日から、その人達に突き刺さるような物語を作ろうと心に決めたんだよね。あのコメントが原点だよ」


徳梅「いいじゃない。そんな気持ちがね、誰かの心を動かすものよ」


ラメン「そうそう。しょーもない理由で魔法に頼るなんて、だめよ」


私「ラメン……、徳梅さん……(ぐすん)。お前ら、俺が作ったキャラクターなのに、作者の俺にイイ事言うな……」


徳梅&ラメン「はあ? 作った~?」


私「ち、違うの?」


ラメン「全っ然、ちがうよ」



徳梅「私たちは、初めからいたのよ」



私「ちょ、どういうことよ」



徳梅「私たちはね、あの世界で生きてるの。それを、あなたが見つけてくれて、文章に変えて物語にしてくれただけよ」


ラ「ほんと、ほんと。そんな、すっとぼけたこと言うと、彼女から引っ叩かれるよ」

私「……彼女?」


八賀武美「小林勤務くんなんて、最低っ!(ビンタ)」


私「痛っ! き、君は『大峰くんなんて最低!』のヒロイン八賀さん?!」


八賀「あなたがそんなんだから、世界は破滅してしまうのっ!」


私「は、破滅って……、そんな酷いこと、俺、したかな……?」


八賀「したじゃない! あれから、大峰くんとわたしのその後を描こうとする気すらないし!」


私「い、いや、俺も色々忙しい……。それに、どう考えてもお前ら恋に発展しないだろ……」


八賀「やっぱり、最低っ!(ビンタ)。ねえ、ツバメちゃん!」


ツバメ「ホントホント!」


私「ちょっと、待て! お前は『ポエムなんていらない』のヒロイン? ツバメちゃん?!」


ツバメ「そうよ! だいたいこんな下らないその他カテゴリー作る前に、長編の推敲しなさいよ! 初めてカクヨムコンに投稿するんでしょ。最後までやりなさいよ!」


私「は、はひ……」

ツバメ「いくら鳥のわたしでも、言うことは言うからね!」

私「(しゅん)」




??「ちょっと、いいかしら」




ラメン&徳梅&八賀&ツバメ「!? あ、あなたはまさか……っ!」


??「私? まさかも何も、『今日こそ嫁と!』の小松崎奈那乃だけど」


一堂「おおー!! 初代ヒロインの登場!」


小松崎「ちょっと、どいてくれるかしら」


ラメン&徳梅&八賀&ツバメ「は、はい」


小松崎「ごめんなさいね。小林勤務さん、ちょっといいかしら」


私「な、なんでしょう」


小松崎「あなたに訊きたいことがあるの」


一堂「ごくり……(なんだろう)」





小松崎「いつになったら、私と旦那はセックスするわけ?」


……。


…………。


「「「「「そ、そこー!!」」」」」

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