「記憶だより」を含む小説

WEEKENDという香水をご存知でしょうか？ 匂いを纏うという言葉通り、香水は服装やメイクと同じ自らを着飾る装飾の一つ。 しかし、他の装飾品と違って香水が厄介なのは、匂いに関する…

こちらのお話は三題噺のお題メーカー様に出していただいた三つのお題、「晴れ」「風船」「バカな記憶」を使って書かせていただきました。 空を飛ぶことに憧れる主人公、汗と涙、そしてコバヤ…

強大な敵と戦うべく、異世界からの『勇者召喚』が常識となったアルテミシア王国。大陸屈指の大国であるこの国で、次なる召喚のための生贄に選ばれたのは、現女王の末の孫である王女・リオノー…

飢餓や貧困、争いの災禍となる魔王が現れた。魔物も増加を辿っていき、世界は混沌とした。 精霊たちの加護を得られて魔法が使えるが、それはほんの一握りの者たち。 魔王は彼らでさえ太…

私、板垣真矢は警備バイトの最中で死んだはずなのに、気づいたら、檻の中にいた。奴隷商人が私を『メラニー』と呼ぶ。 異世界に飛んだみたい!？ 娼婦として娼館に売られたけれど、用心棒と…

神谷拓海（かみやたくみ）。高校二年生。人生初の彼女は誰もが羨む美少女、栗枝双葉（くりえだふたば）だった。 付き合うことになったきっかけはある事件を拓海が救ったことによるもので交際…

公爵令嬢として生を受けたアデラインには、秘密がある。それは、前世の記憶があること。前世によると、この世界はロマンス小説の世界であり、アデラインは聖女である妹を虐める悪役令嬢だった…

魔術学校に通う白魔術師の少女・セフィには昔の記憶が無い。 産みの親も育った地も思い出せない彼女は、世界最高の白魔術師に与えられる『白十字』の称号と共に受け継がれる『ケテル神書』…

「やるドラ」が好きすぎて自分で書いてみました。ですが二次創作ではありません。 記憶喪失の女の子を中心に、不可思議な事件に巻き込まれる導入です。 ただリスペクトとしてゲームブック形…

【第一部】　完結しました。 私はアリステリア王国第1王女のリディアナ・アリステリアである。 妹たちは既に優秀な父の部下や、他国の王に嫁いでいるが、私は18歳になっても縁談が決ま…

私は、所謂"あの世"で、死者の記憶を映像化する仕事をしている。 ある日、オフィスで見つけたのは、私の最後の記憶を映像化したものだった。 彼が見た、人生のラストシーンとその真相とは。

　高校2年生の少女、楠鈴音は何もかもが平均的なごく普通の少女だった。（とある事柄を除いては…） 　しかし、季節が暖かくなるにつれ日常に違和感が出だす。そういえば自分の幼少期の記…

13世紀、中国。蒙古の騎影におびえる落日の大宋帝国を、失われた記憶を求めて旅を続ける若き剣士、林獅伯。 彼が持ついわくつきの剣を奪わんとして、“紅雪公主”率いる剣客集団“雪梅会”…

　大した思い入れも、鮮やかな青春の記憶もない高校生活が幕を閉じた。 　高校を卒業した次の日、朝起きたら三年前の入学式の日だった。 　俺と同じく前の高校生活の記憶を持っている担任曰…

《完結しました》 過去の記憶を失ったおっとり系の少女《有栖》と、 双子の弟そして兄を巡るお話。 彼女はどうして記憶を失ってしまったのか。 それぞれの後悔と、それぞれの優しさが…

失われた英雄。不可解な遺言。骨身に染みる洗礼。 残された娘ルシアは、亡き父に問いかけずにはいられなかった。 ——どうして私なのですか？ 思い出したくもない記憶が、脳裏を駆け巡…

犬の外部は私の外部である。

　ざらついた表紙にかぶったほこりを、手で払う。 　夢の記憶を、私はこの本に記録することにした。 「ねぇ『王夢』聞こえる」私は『王夢』の死骸に語りかける。「彼を、アルトを、私のと…