概要
自分の色を貫く生き方は罪なのか? 白魔術師は戦い、逃げ、運命と出会った
魔術学校に通う白魔術師の少女・セフィには昔の記憶が無い。
産みの親も育った地も思い出せない彼女は、世界最高の白魔術師に与えられる『白十字』の称号と共に受け継がれる『ケテル神書』に記憶を取り戻す手がかりがあると踏んで、『白十字』になるために白魔術の勉強や研究に励んでいた。
卓越した白魔術の腕と全く新しい魔術方式を編み出した頭脳をあわせ持つセフィの首席卒業は確実。『白十字』を与えられるのも時間の問題かと思われたが――
ひょんなことから、セフィは『白十字』になるどころか、王国の治安機関である騎士団に追われる身となってしまった。
そんな彼女の前に現れたのは、同じく騎士団から追われていると語る少年。
利害の一致とお互いへの興味から手を組む事となった二人は、協力して国外逃亡を試みるが……?
産みの親も育った地も思い出せない彼女は、世界最高の白魔術師に与えられる『白十字』の称号と共に受け継がれる『ケテル神書』に記憶を取り戻す手がかりがあると踏んで、『白十字』になるために白魔術の勉強や研究に励んでいた。
卓越した白魔術の腕と全く新しい魔術方式を編み出した頭脳をあわせ持つセフィの首席卒業は確実。『白十字』を与えられるのも時間の問題かと思われたが――
ひょんなことから、セフィは『白十字』になるどころか、王国の治安機関である騎士団に追われる身となってしまった。
そんな彼女の前に現れたのは、同じく騎士団から追われていると語る少年。
利害の一致とお互いへの興味から手を組む事となった二人は、協力して国外逃亡を試みるが……?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!白が彩る物語の厚み。白の少女と黒の少年の逃避行は、まだまだ続く。
王国の騎士団から追われているのはキルヤ魔術学校の優秀な生徒、セフィ。治癒とサポートを得意とする白魔術に長けた彼女がなぜ追われているのかというところから、物語は始まる。
説明は言葉少なに、余韻を持たせながら物語の奥行きが広がっていく。WEB小説は数あれど、この感覚に出会えるご縁はわりと少ない。のめり込むように読んでいくと、いつしか物語は多くの「白」で溢れている。
頭の中で「白って200色あんねん」の名言が通り過ぎた。思わず笑ってしまいそうになるが、実際は白で綴られる物語の鮮やかさに圧倒されていた。それはセフィの髪の色であり、憧れの色であり、時には畏怖でもある。言葉の美しさを堪能しながら、気づけ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界の秘密とけなげな少年少女の奮闘を詰め込んだ、異世界痛快逃避行活劇!
しょっぱなからいきなり追われてるヒロイン、セフィ。
彼女の逃避行中に突然現れた少年、サウェル。
二人の出逢いが物語をぐんぐん進めていきます。
息もつかせぬスピード活劇、魔術と魔道具が飛び交う迫力のアクション、魔術に関する壮大な古の歴史の秘密……と、異世界ものの魅力全開でお送りする、胸いっぱいにワクワクできるお話です。
とにかく、セフィがピュアでいじらしくて、いつも一生懸命で可愛らしい。
サウェルも真っすぐで頼りがいがあるけど初々しさもある好男子。
これは応援せずにはいられません。
この作者の作品はどれもすっきりと読みやすく、能力や世界に関する設定がしっかりと作られていて、キャラクターもけ…続きを読む