概要
父親に処刑された我儘皇女が今度は『いい皇女』になるために大奮闘!?
『お父様に認められたい一心でわたくしは…………邪魔者を皆殺しにしたのに』
キャンディス・ドル・ディアガルドの後ろには死体が積み上がっていた。
ディアガルド帝国、唯一の皇女だったキャンディスは幼い頃から愛情に飢えていた。今まで気に入らないものをすべて排除していたがキャンディスが十六の時、ルイーズという少女が現れたことですべてが崩れた。
ルイーズはキャンディスがずっと求めていた父の愛情も居場所も婚約者を奪っていく。
キャンディスが嵌められたと気づいた時にはもう牢の中……そこで本当の地獄を知り、『悪の皇女』と呼ばれるようになる。
処刑台の上で告げられたのはルイーズの『邪魔者を排除してくれてありがとう。これで全部、わたしのものよ』という言葉だった。
悲しみと絶望を抱きながらキャンディスは父に首を斬