「百合 夏」を含む小説

友野紗耶夏(とものさやか)は高校時代に音楽教師の川久保美咲(かわくぼみさき)と付き合っていた。 卒業式の日に結婚を理由に振られてしまう。 数年後、家事代行業の仕事に就いた紗耶夏は…

「殺伐感情戦線」の「夢」、参加作品です。 翔子がある日の夢で見たのは、かつて焼失した自宅と、成長した幼なじみの愛菜の姿だった。夢のなかの茫洋感のままに、翔子は愛菜と共に夢の中を…

ブログで書いた話を載せました。 クラスに一人はいたはずなのに、「クラスに一人はいた奴」の話題には上がらないタイプについて書きました。 百合匂わせしてますが、百合ではないです。

かつてわずかな時間を共に過ごした女に会いに、”私”は小学校の同窓会に出席することを決めた。 　小学生の時、縁日の遊びがやたらとうまい友達がいた。 　金魚を見るたびに、彼女の…

　人と話せない。気持ちを伝えられない。 　小学生の時に場面緘黙症を発症した私。家族の前では喋ることができるのに、外では声が出ないどころか、身体もうまく動かせなくなってしまった。…

紗綾子（さやこ）は同僚と野球観戦に行くことを、同居人の理央（りお）に伝える。 理央は観戦先の野球場のビールの売り子なのである。 当日、野球観戦に来た紗綾子は、早速暑さで後悔するの…

第二十二回殺伐感情戦線「欲望」参加作品 はじめて書いた殺伐百合です。拙いものですがよろしければ。

高校総体の決勝戦。女子サッカー部でエースを務める環は苛立っていた。 相手のキャプテンである白沢芹那が、あろうことか自分の絶対的なパートナー・夏緒と仲良く談笑していたからだ。 同点…

高校1年生の主人公 まりあ は、入学式で一目惚れした少女 瑠奈 に想いを寄せる。 彼女への想いは日々強く、深いものとなる。彼女を想う気持ちは純粋な恋愛感情か、愛されたいが故の支配…

※ 2021/4/17 改稿版 公開 【殺伐感情戦線：第19回 お題「幸福」】 　”私”は就活をサボり親の脛をかじりながら漫然と日々を過ごしていたが、周囲が移ろうのに焦燥を募ら…

大学時代のサークル仲間である香織、百合香、雅彦、茅島、藤城の5人。その中の１人、マドンナであった藤城……旧姓名塚百合香が死んだ。 一年後、その娘である伊緒が自宅のベランダから落ち…

夏休みを明日に控えた終業式の日。 笹希雨愛の親友、南橋晴夏は遺体となって発見された。 不慮の事故と疑わない雨愛に、警察は自殺と断定。 無慈悲な宣告が昨日までの日常を静かに壊して…

いつからだろう、私が夏を短いと感じるようになったのは——。 生態学部でアリの卒業研究をしている私・富谷アキラは、文学部四年のアキと伊豆大島へと吟行に向かう。就活や進学、卒業研究…

ある夏の日、ある見世の新造は、開け放った戸の向こうに耳を澄ます。間夫を作った罪で仕置き小屋に入れられた姐さんの悲鳴すら聞こえなくなってから、もう何日も経っていたから。

高校に入学した「わたし」は、ゲートボール部の部長に一目惚れする。 しかし、いざ向かった部室に待ち受けていたのは、変態だった。

バスケットボールで活躍する憧れの五歳年上の人。その人と私の身長差は20㎝。 女の子同士だけど大好きなあなた。 大好きなあなたに届くため、私は真似して何度も何度もシュートを練習す…

2020年のプロ野球はいまだに開幕していない。 夏ごろまで延期するんじゃないか、なんて話も出ているようだ。 再放送されている試合を 画面越しの友人と観戦しながら 私はこのも…

２０２０年夏のある日。 ２人目が１歳の誕生日を迎えたのを期に、１人目と同じ保育園に入れた百合。 旦那は仕事、子どもは保育園……今日のやることは済ませて一息ついた頃、ポストに郵…

東雲夏帆は、小学生時代に見た乗馬の競技に衝撃を受けた。 そこから乗馬を習い始め、どんどん馬の魅力に惹かれていく。 そしてついに、夏帆の番が回ってきた――

二人の少女と一緒に海にやってきた工事は、DQNに溢れた光景に絶望する。 恋人未満の二人のバージンロードを守るべく、DQNと戦争をする工事の前に、一人の美しい少年が現れた。 惹かれ…