「2013年」を含む小説

２０１３年１月、天身悠也は北海道を旅していた。 旅人として、日本人として、冬の北海道を１度は経験しておくべきだと考えたからだ。 他地域とは違う危険がある事は承知していた。 しかし…

舞台は2000年頃のニューヨーク。英文学教授のケイの親友でヴァチカン公認の「悪魔祓い師」でもあるクリストファー神父が研究室に持ち込んだ、奇妙な悪魔憑きの話。神父に依頼され、ケイは…

今から約10年前の2013年11月29日、巨大怪獣（通称：ガララ）が旧東京都を襲った。死者行方不明者は214万人にも及び、日本の経済・文化・政治の中心地は一夜にして灰燼に帰した。…

２０１３年頃に書き始めたものの、ネタは思い浮かぶものの文章化する意欲がわかず、 途中まで書いて放置してある（現在進行系）作品です。 未　完　成　で　す　。 途　中　か　ら　あ　…

「あのね、トキに聞きたいんだ。あの時、何で私たち別れることになったの？」 別れを告げられ音信不通となっていた「元カノ」－－－。 そんな元カノから、10年越しの突然の連絡に、今ま…

異世界転生者＆転移者が、本気で中世ヨーロッパみたいな世界で味噌と醤油を造る話 『小説家になろう』より転載、初出2013年 連載中の―― 『中世ヨーロッパそっくりな世界で銀髪ショ…

2013年、松島天人にはゲームしか取り柄が無かった。 ゲームなんてやったところでなんの意味も無いと評価されていたが、2023年には明確な強みと言える世界になっていた。 あるFPS…

単独で宇宙空間まで上昇し、そのまま地球へ帰還できる能力を持つ宇宙機——軌道往還機。 本来有人機として設計された軌道往還機おおとりは、様々な事情から無人機として運用されていた。 予…

２０１３年８月３０日に作者の一作目「姉ちゃんは中二病」がHJ文庫より発売されました。 ということで作者は商業デビュー１０周年ということになるのですが、記念に何かしてみようか。とい…

13歳の孤児の少年、菊市（きくち）光夜（こうや）はある日、男装をした十代半ばの少女と出会う。 彼女の名前は桜井花月、16歳。旗本の娘だった。 花月は四人の牢人を一瞬で倒してしまっ…

大橋カイはつき合っていた彼女に振られたタイミングで神奈川県リーグ１部の湘南ハイビースに入団する。受け身キャラのマイナス面を克服しながらレギュラーを目指すが思うようにフットサルの技…

劣等感と絶望を抱え、音楽から離れてしまった少女・音無楓。 音楽に希望を見出し、現実と理想に抗い続ける少年・高宮太志。 悩める少年少女達の、葛藤と成長を描く青春バンドストーリー。 …

２０１３年１２月に書いたもの

かつて北米で絶大な影響力を誇った映画評論家・ロジャー・イーバートの映画レビューの翻訳です（2013年4月に鬼籍に入られています） 映画評論の分野で初めてピューリッツァー賞を受賞、…

「ねぇ鳴亜梨ちゃん、なんか面白いことやってよ」 　わたしの提案に、鳴亜梨ちゃんは顎に手を当てながら言った。 「いいけど……小道具の使用はあり？」 「問題ないよ」 「そっか、ならい…

2013年夏頃から異変が始まり、2016年に一番酷い時期を経験して、それから現在2022年、再発しています。 ここ10年近く起きていた精神疾患経験を当事者視点からお送りいたしま…

深夜のウィーンの街をお散歩して、一夜にして一生の恋をする映画『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』を巡るカフェでの男女の会話劇。７７７字。 ＊劇中の男女は存在しません。これは架…

第二の『The Catcher in the Rye』と言ってもいい作品！　今作は著者が大学院生時代に修士論文として研究した作品、J.D.Salinger『The Catcher…

領主を殺し寺院を焼き払う冷酷非道なる悪鬼ネビルには神様が付いている。神様は幼いネビルを見つけ、優しく共に居てくれた。「泣いてはいけないわ、ネビル……」と静かに諭して。その神様が奪…

2013年から書き溜めた不思議な夢の物語。 各短編に一貫性はなくジャンルも多様ですが、悪夢が多めです。