「魚 夜」を含む小説

ガス惑星ピラ、レベッカは島に乗り、今夜も天空へと向かう。

フリーライターである大瀬・路洋は、かつて見た奇祭の写真に惹かれ、東北は山奥である石斑谷村に訪れていた。江戸の時代から伝わるとと追祭は、とと様と呼ばれる神様を模して村人が行列をなす…

人の心を取り出して宝石に変える魔法【研魔術】 その宝石に蓄積し人を邪悪に導く"穢(けが)れ"を磨き落として再び人に戻す者を【研魔士】と呼ぶ。 魚人にして、へそ曲がりな研魔士であ…

　中学生の亜里沙は、急激な環境の変化についていけず、家でも学校でも居心地の悪さを感じていた。 　ある日の夜。流星群を眺めながら、つと呟く。 　どこか遠くへ、誰もいない所に行き…

※ネタバレ注意 ある秋の昼下がり、お魚が大好きでテレビにもよく出演する魚類博士兼大人気タレントも大好きな、魚春という名前の十歳で小学五年生の少年は、いつものように近所の海を訪れ、…

雨の日は欠席。プールも見学。水が極端に苦手な私の正体は“人魚”！！地上でひっそりと生活していくために、毎日苦労が絶えません。それでも優しい家庭教師　結くんにいつも守られて暮らして…

熱帯魚のいなくなった日、男は自分を恥じ、女は都合のいい妄想をした。

山国からの来賓を迎えるにあたって、料理は肉にすべきか魚にすべきか――意見を対立させる、宮廷料理長ラウルと国王付き毒見人レナート。忌まわしい過去の思い出を夢に見たレナートは、眠れな…

主人公の魂や感情、悩みや痛みをしとしととした文体で描く短編集。ネガティブな感情をそのまま肯定するお話が多いです。 陰鬱さのある、美しい文章、描写が持ち味。 全話完全独立なのでご興…

修学旅行で訪れた沖縄。 本島から離島へと向かってる最中に突如沈没するフェリー。 北高校2年B組の生徒約三十名は、気がつけばどこともしれない無人島に漂着していた。 「ここどこ？無人…

・夜道 舞台はラオス南部、世界遺産のワットー・プーを観に行った帰りに、移動手段を失い、遠い街まで歩いて帰らなければならなくなった男の孤独と侘しさを、大麻を頼りに、夜を画布に、酔い…

『世界中に潜む魚人間が人類滅亡を企てている！』 　少し貧乏な高校生、青座　侍は密かに想いを寄せる少女、麻霧　葉を半人半魚の怪物<インスマス>から救ったことから、怪物たちの恐るべき…

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・佳雨音〉 僕の祖父母が営んでいる民宿「満月荘」に奇妙なことが起こった。満月の夜になると和服を着た半透明の女の子が何処からともなく現れて民宿をドダダダダダ…

「こんなもので彼女が気づいてくれるかどうか……まあ、今はこれしか方法がない」 砂漠の上で、バックパックを背負った老人は種のようなものを植えていた。 はぐれた同行者と、再び会うた…

　男は夜だけの世界を探していた。ずっと真夜中ならいいのにと言うのが口癖だ。夜だけを求めた男は、いつしか不思議な世界に足を踏み入れていた。いや、元からその世界にいたのかも知れない。

美しい魚を預かった男の遭遇した怪異。 （※縦組みでの閲覧を推奨しています。） ©2015 若生竜夜 許可なくの複製・複写・転載を禁じます。AI学習禁止。 Copying or…

☆カクヨムWeb小説短編賞2021 『短編特別賞』を受賞しました。 九州の田舎から東京の大学へ行くことになった私たち。 素敵な毎日を送りたいと思っていた。 星座に絡めた、切ない…

男は友人たちと沖釣りに出かける。たくさん釣れば夜はご馳走だと、子どもたちに言ってきていた。その言葉を守るべく、たくさんの魚を釣り上げた男は意気揚々と帰宅する。 そこで惨劇が起きる…

深夜の食にまつわるエッセイです。 割と雑多なメニューでお届けします。 かぶれた料理が好きです。 すぐ読めます。