「鬼も出るよ」を含む小説

日願国には鬼が出る。 鬼といっても、童話に出てくるようなものではない。 鬼とは元は人であり、鬼の病に罹患した者が変じた姿である。 だから、人は生きるために鬼を殺し、研究するこ…

カミチ川には、鬼が出るという妙な噂があった。そして、その川の近くには、大きな蔵が建っている。ある日、クラスの男子ニ名がその蔵の持ち主を偶然知った。そんな彼らの話を聞いてしまった者…

満月の夜に鬼が出ると噂の山がある。 今夜も綺麗な満月が夜空に浮かぶ。 山に差し掛かった男は自ら鬼に歩み寄る。 なぜなら「鬼が奏でる笛の音が綺麗だったから――」 表紙絵 htt…

時は室町、戦乱の世の日本。 人食い鬼が出ると噂の山で、男は不思議な白装束の旅の坊主と出逢う。 道中、坊主の口から語られるのは、賽の河原で出逢った一人の子供と鬼の物語。 所詮此の…

「偽教授接球杯」によせて書きました 当作品の1.3.5話は企画主催者の偽教授氏が執筆したものです 詳しくは企画ページをご覧ください https://kakuyomu.jp/us…

「殺伐感情戦線」の「鬼」参加作品です。 「あの山には鬼が出る、取って喰われる」――そんな言い伝えを信じずに山の中で遊んでいた「わたし」はある日、迷子になってしまう。そんなとき、…

売れない探偵業をしている本堂と清見は、小鬼が出るという公園へと足を運ぶ。暇つぶしのつもりだったが、情報元の男がアパートの自室で死体で発見される。刑事の協力をもとに住人に対して事情…

その道には、鬼が出る。 その噂の道を、私が歩いていたとき、少女はふっと私の目の前に、姿を現したのだ。

この山には人食い鬼が出ると謂われている——。 浮世離れした旅の坊主と、後生大事に抱えたひとつの葛籠。 山で出逢ったのは、果たして。 続編がスタートしました。 → 【首葛籠】…

夏休み前日、繭子は自分のゼミ担当教員である東條から手伝いを依頼される。 密かに想いを寄せる准教授との時間に繭子は舞い上がる。 待ち合わせは一週間後、東山魁夷せとうち美術館。 雨の…

毎年クリスマスにチキンを食べる感覚で、 人間狩りをしていた殺人鬼兄弟は今年も狩りをはじめる。 しかし、今度の相手は殺人鬼以上に殺人鬼……？ ↓前回の投稿↓ 『無料でお金が手…

節分の日には鬼が出る。 鬼を対峙するのに必要なのは大きな声で『鬼は外』と叫びながら豆を投げつけること。 だが、この世にはそんなことをする必要のない人間がいる。そう、ワタナベさんで…

江戸の町には火纏った鬼が出る。 その鬼を退治するのが、定火消と呼ばれるものたちだ。その火消のなかに鴉隊と呼ばれる特殊な鬼退治の一派がいた。彼らの隊長は、いつも迷子。でも、やるとき…

通学路、振り返るとそこに迷子の女の子がいた。 家まで送り届けることになったが、少女は「菊の花を五本買ってくれ」や、「人喰い鬼の出る町に行け」など、不思議な要求をしてくるようになっ…

考えてみれば宗教勧誘って鬼が出るか蛇が出るかのかなり大変な博打ですよね。よくやりますね。信者獲得だけが目的ではないとも聞きますけども

短い尺で、映画の様な激情を！ 最強と謳われた剣豪、琥太郎（こたろう）。 ひょんなことから、彼は鬼の少女に拾われる。 「すまぬが俺は、童（わっぱ）相手では反応出来んようだ…」 …

9月29日、週間ランキングに入りました。 両親の離婚で引っ越してきた紗衣。 ある日、彼女のもとに一人の少女がやってきた。 少女は紗衣の異母妹で、両親の離婚の際に会ったきりの複…

虚世さいかさんの創作キャラ「椿」をお祭りに連れていく筈でした。 気付いたら和ホラーが出来上がっていました。

緑豊かな里山と、宿場が置かれた往時の面影を色濃く残す町・小野路。 夜半前、年子の兄・ナギの住むアパートを訪ねてきた女子大生のナミは、明かりのない坂の途中、侍のような格好をした、ひ…

鬼が出るか蛇が出るか、私にも分かんないなぁ 隣窓に映っているであろうブラウザゲーと並行して楽しめたのならば本望