「赤い ホラー」を含む小説

額に赤い傘の模様が浮かんだ人間は、翌日、必ず死に至る運命にある――。 死ぬ前日『傘神様』と呼ばれる土地神が迎えにやって来る――触れられたら最後、水になって消える。 そんな村に住む…

アナトゥワが目を覚ますと、聖堂の中は真っ暗だった。静寂に包まれた世界で動くものは、彼女と退治されたはずの魔物だけ。

「違法妊婦スナッフの調査に協力してくれ」――雪の北海道で、あるいは熱病はびこる戦場で。美人軍医が嘘と欲、人ならざるものに翻弄される、バイオレンス幻想耽美ホラー。 花鳥に雪華、あは…

【結末までのネタバレを含みます】 人が住む現世と妖が住む幽世がある。現世と幽世は一つの扉によって繋がっている。 優しい心を持つ半妖の青年・狐井絃は、幽世と現世を繋ぐ扉を守る閂…

わたしの通っている高校には旧校舎がある。その三階の端っこの教室ーーミステリ研の部室であるそこには、白雪先輩がいる。 その名の通り、雪のように真っ白く透き通る肌、艶のある長い黒髪を…

その日は雨だった。女は赤いハイヒールを履いていた。男の方からよく女に声かけられる。そんな女だったが事件に巻き込まれて遺体となって発見された。女の遺体の側には体液が残っていた。女の…

小さな温泉街に生まれ育ったふたり、リアとリナ。 リナが9歳の時に誰も利用しなくなって存在を忘れられた鈴虫坂を見つけ、そこを自分の居場所にして学校をサボって本を読んでいたが4歳のリ…

木々が生い茂り、手入れが行き届いていないのか地面は膝丈にもなる草が沢山生えている。今思えば獣道より酷いかもしれない。 「息を止めて5周でしょ？」 「うん」 「かなり距離があるね…

崎山は大学時代の友人、大原と橋本と再会するため、大原の自宅に向かう。しかし、電車の遅延で到着が遅れた崎山が目にしたのは、衝撃的な光景だった。

俺が体験した怖い話ですか？そうですね。あれは以前勤めていた会社での話です。 いわくつきの場所で、小さい女の子のお化けが出るって噂でして… ※他サイトにも掲載しています。

マンションの管理人をしている「私」が恐ろしい怪談を語る。

フリーランスエンジニアの俺は、仕事の傍ら音声配信サービス「ボイスキャスト」を聴くのが日課。 普段は時事ネタや雑学の番組を愛聴しているが、この日は偶然見つけた『実話！　恐怖体験放送…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　【俳句の部】二十句部門　参加作品

香川県小豆島からフェリーに乗った二児の母・のぞみは神戸の地下道で次男・暁（あきら）の異変に遭遇する。筆者の実体験を元にしたショート・ホラー。

第45回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞応募作品 （あらすじ） 異能者であるアキラと、覡のヒオが依頼を受けて怪異の解決に向かう。 民俗学テイストの短編連作形式となります。 ・『送別…

・花薙 氷華（はななぎ　ひばな） 　本作の語り手。どういうわけだか一回り歳の違う男性と片田舎で生活を営む女子中学生。霊異……妖怪、あやかし、怪異、もののけ……呼び方は様々あるが、…

最近忙しい様子の友人の家に肉を食べに行く。 彼は既婚者で、今日は彼の妻は不在のようだった。 友人が振舞ってくれた肉はとても美味しい肉だった。 彼の家の階段にはなぜ赤い染みがあった…

第２回カクヨム短 歌・俳句コンテスト【短歌の部】二十首連作部門 今回も邪道です、カクヨムならではの、こんなのも面白いかと……クトゥルフ神話的なホラーをイメージしてみました。 …