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概要
怖い話が苦手だけど、ちょっぴり怖い話を聞きたい人へ
木々が生い茂り、手入れが行き届いていないのか地面は膝丈にもなる草が沢山生えている。今思えば獣道より酷いかもしれない。
「息を止めて5周でしょ?」
「うん」
「かなり距離があるね」
少しばかり不安になりつつ、早速始めてみる事にした。
「まずは5周からやろ!」
「うん」
私と愛莉は心の中で数を数えた。息を止めたまま走るだけでもキツイのに、それを少し長い間となれば苦しいのは当然だ。
「はぁっ、はぁっ」
「5周……」
「一輪車、出てきた?」
「うーん……目の前には出てこないね。あ、流石に目の前には出てこないか」
「そうかもっ!てかさ、これで5周?10周って出来るかな」
「ちょっとやりたくない」
「あはは、白蛇出て来たらどうする?」
「逃げる!」
私は即答した。何故なら怖いから蛇を見
「息を止めて5周でしょ?」
「うん」
「かなり距離があるね」
少しばかり不安になりつつ、早速始めてみる事にした。
「まずは5周からやろ!」
「うん」
私と愛莉は心の中で数を数えた。息を止めたまま走るだけでもキツイのに、それを少し長い間となれば苦しいのは当然だ。
「はぁっ、はぁっ」
「5周……」
「一輪車、出てきた?」
「うーん……目の前には出てこないね。あ、流石に目の前には出てこないか」
「そうかもっ!てかさ、これで5周?10周って出来るかな」
「ちょっとやりたくない」
「あはは、白蛇出て来たらどうする?」
「逃げる!」
私は即答した。何故なら怖いから蛇を見
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