「空気 冬」を含む小説

窓を開け、冬の澄んだ空気を吸い込んだ私は、去年のことを思い出した。　 　 ※この作品はエブリスタでも公開しています。

角川ビーンズ文庫様より、12月1日発売予定『華月堂の司書女官　～後宮蔵書室には秘密がある』 https://beans.kadokawa.co.jp/product/serie…

双子とその友人の男子高校生を中心としたなんてことはない日常SS。ほのぼの・ギャグ・コミカルテイスト。2013年作。 須藤信也（兄）１７  次男五番目。  基本ノリで行動する悪ノ…

【完結済み】恋人関係にある男女二人が雪降りしきる街へ旅するお話。 雪の降る温泉街を中心とした、優しく甘くも、情緒的で、叙情的な空気感が多い雰囲気の物語になっています。 ※現在完…

思いつくままに、及びもよらぬ空気の断片。冬空の木立のように囁いて…物語詩の世界に。ようこそ

高校2年生の冬、自称・陰キャな脇部勇気の身に降って湧いた許嫁の話。 当然の事ながら、拒否しようとした勇気であったが父に載せられて取り敢えずお見合いする事に。 「――そうか、一目…

「翠雨の水紋」後日譚。幕末期の江戸市中、討幕を狙う薩摩藩士や長州浪人が世情を窺う不穏な空気の中、江戸の町人たちから多大な信頼を寄せられた剣士集団があった。その名は新徴組。江戸に集…

綿アメみたいな雲。 トクトク注がれる牛乳。 まるまる太った白の毛糸玉。 ビー玉から溢れる光。 それと、立花くん。 私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送っ…

作家として活動する桜吹雪櫻が、ふと外出したときに感じた懐かしい空気から、童心に返って冬と会話をする物語。 この作品は、『アルファポリス』『小説家になろう』にも掲載しています。

日本がモチーフ。 倭地方の主に四つの島を中心に栄えている。 使い人（つかいびと）と呼ばれる人々は八百万の神の一柱から加護を受けて能力を授かり、国の発展や生活のために能力を駆使して…

　フランセーズ幕府が、民衆へ服装規制を行う世界で、御洒落御免状の発布を求める維新軍が担ぎ上げるのは、緑扇宮ルウ……。ファッションデザイナーとそのフィットモデル（語義はパートナー）…

21XX年。空気感染する新型ウイルスから身を守るために、人類は、家の外に一歩も出ないという選択をした。 直接人と会うことは許されず、バーチャルな世界で生きていく人々。そんな中でも…

西暦2031年12月。 中央ヨーロッパの一国、ハンガリーでは国際連盟主催による特別総会が開催されようとしていた。 欧州を揺るがした難民危機から15年余り。未だに解決の兆しを見せな…

僕らは上手に生きている。ルックスを磨き、学力を伸ばし、コミュ力を持つことで誰からも価値を持たれるよう努力する。上には空気を読み、下には慕われるよう努力し、同年代には嫌われないよう…

如月晴＜きさらぎ　はるか＞は、朝のルーチンワークを丁寧にこなしていく。 普段よりも綺麗なドレスを、アクセサリーを。化粧も気合をいれて。 そして、冬と春の空気が混ざり合った街中へ足…

2001年。 舞台はイタリア共和国・シチリア島。 隻眼の少年・キアーヴェは、荒れすさんでいた日々と別れる為、正式にマフィオーゾになるための儀式に出る。 死闘の果ての勝利。見事…

『やっぱり女の子が好きなんておかしいですよね？』 放たれた言葉といっしょに心の奥底に仕舞いこんだ想い。もう二度と恋なんかしないと誓ったはずなのに。 けれど、どうしても抗えなかった…

川端康成の「霊柩車」を下敷きに、視点人物を変えて書いてみました。 普段より地の文多めの習作です。

この世界からはるか遠くにあるという、 万年冬の世界のもとに生まれてきた５人の女の子たち。 いつも笑顔でクラスのみんなと接する未咲と、 それぞれの関係性はちょっと変わっていて、 そ…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…