「煙 夜」を含む小説

古永淳さんから素敵なファンアートをいただきました。 近況ノートで報告させていただいております。 https://kakuyomu.jp/users/24ta-sakura/new…

青様の自主企画『お題小説　短い文で魅せろ！』のすべてのお題に恋愛縛りで挑戦したいと思います。 1.愛しているからこそ殺したい 2.愛を吐く 3.青いカナリヤ 4.蒼き月の夜に …

第9回空色杯に応募した作品です。 ある夏の花火大会の日、人々から離れたところでこっそり手持ち花火をする男女。 誰も知らない想いを夏の夜風にのせて、あの人には、きっと届かない。

「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」 傍らに座る可不可に言うともなく言うと、 「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・…

【電撃《新文芸》スタートアップコンテスト】にて、編集部特別賞を頂きました。 　19世紀末。蒸気機関文明華やかりし時代。 　発達した蒸気機関が世界を席巻し、空は排煙に覆われた。遺…

　百数十年前、多くの旧都市が崩壊していく中、大陸の北で最後まで機能していたオタワという都市の住民が環境悪化と災害から北へ逃れ、海を渡り最北の島に辿り着いた。人々はその島の北極海に…

明治九年。 太政官は帯刀禁止令（廃刀令）を布告した。 しかし、武士の子息や身分にこだわる輩は反発し、巴の両親は殺され春芳の父も死んでしまった。 　月日は十年立ち…、ここで見る東…

クリスマスイヴの夜、浜崎稔莉は出て行った。 「他に好きな人が出来た」と言い残して。 悲しむ理由なんてない、追いかける必要もない。だって僕らは身体だけの関係なんだから。 なのに、…

　『怪取局』捜査一課の水卜、ユウリ、流音の水卜班３人は、仕事終わりの飲みに訪れたとある居酒屋で店主から人がまるで煙の様に消えてしまうという怪異現象の目撃証言を得て、水卜が珍しく自…

眠れない熱帯夜、夜明けを待つまでの暇潰しに語られる、遠い夏の記憶。

ある夏の日、旧友と過ごしながら創作活動に頭を捻っていた男、真壁。 友人の一言から、なんてことのない学生時代の一幕を思い出す。

　テーマ「あなたの心を離さない頭のおかしなあの子」 　クラスメイトの女の子がVtuberをやってるらしい、と耳にした少女は、その夜、彼女の生配信をこっそり視聴することに。 …

〈アズエルの使徒〉レイタスを軍師にむかえたフィオラ・グランゼスは、港湾都市ニアヘイムとの同盟をなしとげ、拠点であるシアーデルンへの帰途についていた。 シアーデルンは強固な城壁に幾…

喫茶クレイの夜。５分に満たない会話は毎日繰り返される。 火薬の匂いと甘い煙に飾られた二人の冬のお話。

曰く、９９年を生きた道具には妖気が宿る。 宿った妖気は魂へと転じ、道具に新たな命と自我を授けるという。 そうして自我を得た道具を、人は“九十九神”、或いは“妖怪”と呼んだ。 八…

学校帰り。 アパートの前で飯ごうで米を炊いてる女の子がいた。 立ち上る煙、炊き上がる白米。 あの子の笑顔。 夜、一人泣く彼女は過去に何かを抱えてる。 何気ない日常をただ笑い過ご…

冒頭のあらすじ 　女王エシアは先の大乱により、荒れ果てた国の再建のため、力を注いできた。あの恋慕う人が帰ってくるという思いを秘めて。間もなく、再建する時、兵が攻撃を受ける。その姿…

深夜のコンビニ。毎夜そこでタバコに火をつける。それは、俺にとって明日を迎える神聖な儀式。そんな神聖な場所に、突如現れる謎の不良少女。「タバコくれない？」と少女は言う。どうみても未…

大学生の男女が深夜にコンビニへ向かうだけの話