「喩え」を含む小説

青をテーマに短編をいくつか投稿します。題名のいくつかは好きな小説から引用しています。おすすめです。初投稿

鼻息を砂浜の打っては返す波に、 鼻の穴を恋人に喩えました。

全６話　あらすじ 毎朝、駅で幽霊を見かける男。 次第にそれを「姉ではないか」と疑い始めるが、男に姉などいなかった。 しかし、幼少の頃の記憶をもとに「見知らぬ姉」を探索する男は、…

　俺は現代日本より、異世界に転生した。 　中世ヨーロッパ世界観の、剣と魔法のファンタジー世界だ。 　一般平民に生まれ、元々知性があるからして、赤子から死ぬ気で努力をし、年を…

　真由美には、沙耶香という小学校からの親友がいる。 　彼女はことわざや慣用句といったものに引っかかるタイプで、そのたび二人で自分たちにしっくりくるたとえを編みだしてきた。 　石…

TV番組で「何で、選挙速報では、全部開票が終ってないのに、当確が判るのか??」と云う芸人の質問に有名な喩えで答えようとした、ある学者。しかし、話は思わぬ方向に……。

クールジャパンの始祖、元祖ラノベ（ライトというには分量が多いですが）こと源氏物語。 ナマモノ同人誌とかジャパニーズHENTAI文化の頂点といった言われ方もされますが、別に性描写は…

とにかく喩える喩え刑事と、喩えがまったく通じない相棒の新米刑事。 そんな稀代のすれ違いバディが、立てこもり事件の現場へと急行する。 はたして喩え刑事は、何をどう喩えて犯人を説得し…

和風妖討伐ファンタジー 「秋の鹿は笛に寄る」　恋に身を滅ぼす喩え。 「男」であることを望まれた少年と、無自覚な気持ちを利用された少女の物語。 日の國には、『妖』を討伐する為に編…

子を守る母の姿は、子供もよく見ているものだ。母は子が大きくなるまで守り、子はその期待に応えようとする。 ──そう。喩え何を相手にしようとも、母は子を守る。喩えどんな事をしようとも…

至って普通の高校生、間宮一誠が見た不思議な夢をきっかけに平凡極まりし毎日が少しづつ変わっていく！ 朝起きると目の前には金髪美少女。見たことも無い様な美人…宝石に喩えようとも喩えれ…

2016年、F市永海（ながうみ）町には『イカ』と喩えられる者たちが潜伏していた。 そんな中、数日前から行方不明の父、シンヤを探す墨染クロトは、突如として『イカ』の力を手に入れてし…

　魔法士アキムは結論を迫られていた。上空に浮かぶ「影の王」の輪郭――真球の姿をした巨体、圧倒的殺戮能力を有する人類の宿敵は、かつての厄災から100年の眠りについていた。 　目覚…

「ぽんず」 ポン酢を付けて食べたい。と、ハナは呟いたのだ。あの香りを嗅ぐだけで、鼻の奥がツンと酸っぱくなる。食欲が掻き立てられる。 ハナの顔を覗き込んで、上司のオキタは笑う。 …

　これは、文学界の異端者と呼ばれた【アーダルト・ドエロスキー】が生涯にわたり残した格言を「英国アーダルト・ドエロスキー研究会」会長【エッヂ・スケベリオン】がまとめたものである。 …

どうでもいいなと息を吐く。 喩え目の前で何が起きようが、きっとそれはおれには関係ない。 俺と世界の間には二次元とよりも随分ぶ厚い、硝子の壁があるのだ。 何故ならおれは傍観者。世界…

★現在、読みやすいよう改行を入れる作業中です（第七回まで終了） 幕末。泰平の世を築いた江戸幕府の屋台骨が揺らぎだした頃、怡土藩中老の三男として生まれた谷原睦之介は、誰にも言えぬ…