名は体を表す、という言葉がある。変態界のナポレオンこと、アーダルト・ドエロスキー氏もその例に漏れない。
彼の背負った業は深く、悲劇の人生を送った。しかし、彼の言葉にはその業を否定せず己の在り方として受け入れ、それでもなお運命に抗いつづけた愚直さを感じさせる。ゆえに、かの言葉は深く、多くの変態と少数の物書きを勇気付けた。
彼の人生は決して真似するべきものではないが、そのイき方は学ぶべきものがある。彼が一人前の『大人(アダルト)』であるのは間違いないのだから(ここまで読んでの妄想)
ただ、紳士たる彼の格言は上品すぎるがゆえに、その真意を完全に掴むのは普通の変態には困難であり、時に深淵を覗くことになるだろう。
そんな彼が遺した言葉を的確かつ完璧かつ変態的に意訳解説した筆者「芳賀概夢」なる謎の人物は、アーダルト・ドエロスキー氏と同格か、それ以上の変態であることは言わずもがな、である。
筆者とアーダルト・ドエロスキー氏は是非これからもかの悲劇の人生を犠牲にして、多くの変態と少数の物書きを勇気付けてほしい。