物語はダンスの練習フロアを中心に展開する。踊りの上手い人もいれば、下手な人もいる。主人公の雫は、上手な方ではないようだ。しかも、大事なオーディション前に怪我をしてしまう。「舞台」であるフロアを離れた彼女が何を見て、どう感じるのか。それがこの物語の見どころだと思う。人物の心理描写や人間関係の描き方に魅了されました。