「あやかし・妖怪・怪異」を含む小説

高校一年生二度目の冬のある日、クラスに一人の転校生がやってくる。 美しい白髪のショートヘア―の少女「黒川真宵」 彼女がやってきたことで僕の日常は思わぬ方向に傾くことになる。 ここ…

舞台は2182年の電脳都市オルフェウス。 この街には、誰も知らない“もうひとつの世界”が存在していた。 それは──人間が忘れた感情や伝承、失われた記憶の断片がデータの海に沈み、…

今は昔の物語。 流浪の法師・道登は弟子である制多の、修行の成果を試験することを思い立つ。 旅の途中立ち寄った天嶮で、空を飛んで見せろと道登法師は弟子の制多を崖から突き落とした。 …

人に仇なす怪異、あやかし、邪法を操る術者達──この世には危険がありふれている。それらに対抗すべく存在するのが、『組織』と呼ばれる超国家的対魔団体である。 組織の日本皇国支部、西支…

裳付姿の僧侶とは仮の姿、唐国渡りの不老不死の仙人道登は、恵満という男に請われて八幡の地を訪れていた。水害で流された八幡と山崎を結ぶ大橋の普請にて、人足の男が次々と行方知れずになる…

夜鳴咲吉は「不運」の持ち主だった。本人の意思に関わらず周囲に不運を招く体質であり、ある日咲吉はそれに耐えきれず人里から離れる選択を取る。 　 「お？おおっ！！咲吉ではない…

流浪の道登法師とその弟子制多の姿は、那古野荘近くの竹林にあった。 白狐の妖仙・初連を訪ねる旅の途中であったが、そこへ一羽の燕の式神が現れる。 足を止める師弟の前で、燕は姿かたちを…

皿屋敷学園の中等部の学生、望月従吾は一年生にして番長である。そんなある日、オカルト研究会の会長、景川ひかげと出会うことで世にも奇妙な体験をすることになった。不気味で不可思議な事件…

「なんでもひとつ悩みを解決してあげる」 　不幸体質の主人公むぎが、とある放課後、いつものように災難にあっていると学校のマドンナでお悩み相談部の部長の蓮西さんにそう言われた。 舞…

独り旅する道登法師の心は、陰鬱であった。歩けども歩けども、鈍色に染まる荒野にあるのは疫病の影ばかり。そんな道行の最中、道登はとある村落のはずれで、庚申薔薇の香りに誘われる。森の中…

『あやかし』×『バディもの』×ちょっと『お料理』 中国から逃亡してきた九尾の男と、妖怪に好かれてしまう家なし少年による、ブロマンスあやかしミステリ（になる予定）！ （ちょっとバト…

幼い頃から人に視えざるものが視えてしまう体質の姫弥は、ゲゲゲと呼ぶ不思議な霊能一族の元に預けられていた。一度は去るのだが、とある理由で呼び戻される。幼馴染みの一族の娘仙月と、再会…

道登法師とその弟子制多。妖女の美夜を加えた三人は、春の港町に立ち寄った。 不穏な気配を孕む港町。女ばかりが行方知れずになるという怪異が起こり、漁に出るどころではないという。 妖魔…

　暦は秋でも夏のように暑かった日が終わり、いきなり冬がきた。木から葉がなくなりオフィス街に凍てつく風が吹き抜ける。 　コートを着たビジネスパーソンが急ぎ足で歩道を進んでいる。急に…

ある日の真宵。開く古書店に一人の白髪の少年が訪れる。その手に握られていたのは一本の簪。数多並ぶ巻物の中で一つ選ぶと不思議と巻物が開かれ簪は、巻物に溶けるようにして消えた。 月日…

身近な怖い噺（はなし）の短編集。 話は繋がっておりませんので、気になったタイトルを開いてみて下さい。 怪談・怪異愛好家の私が伝え聞いた、怖くて、奇妙で、明日あなたが出会うかもしれ…

【動物好きの青年がひょんなキッカケで、いろんな怪異を引き寄せ、巻き込まれる！？】 　大学進学とともに上京して約１ヶ月。田舎育ちで動物好きの壱（いち）は都会の動物の少なさにくわえ…

全員が別の意味でドキドキしている男女四人組のお話。

※近況ノートを使った表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818093090470345822 　もとは「山」…

　呪われているのは人か刀か。運命に見放されたはずの少年、字見懸命は今再び彼の呪われた刀を引く抜く定めに向き合う。最後に笑うは神か仏か、それとも――怪物か。異国の魔女ケイに誘われ…