「部活もの 短編」を含む小説

高校生の佐々木優奈はいつもと違う帰り道を通っていた。 部活帰り、一刻も早く帰りたくて友人に教えてもらった近道。人が通りそうもない雑木林の中。 そこで優奈は俯いたまま動かない不気味…

地元の廃れた神社はみんなからすっかり忘れられた、噂も情報も何もない普通の神社。 部活を引退したばかりで夏に遊べなかったサッカー部員は「肝試し」をしようと計画を立てる。 そこであの…

高校剣道部の祝勝パーティーのさなか、退学になった元部員から決闘の申込みが来た。学外でのケンカに巻き込んで進路を台無しにしようという魂胆だ。しかもランサムウェアを使い、思い出の詰ま…

同じ美術部の彼女、豊峰は独創的な絵を描いていた。 平凡な風景画を描く僕は彼女の絵を忘れることができない。 どうして僕はこの絵を描き始めたのだろう。 彼女は言う。私は好きな絵を描い…

中学3年、夏から秋へ。 近藤雄介＝ドンスケは無口で大人しい。いつも一人で勉強をしている。 前嶋卓也は最後の夏の大会に向け、野球に打ち込んでいる。 河田夏海もテニスの練習を頑張る…

中学三年生のコーイチは、毎日歩いて学校に登下校している。 部活も終わって帰宅する彼は、その日が塾に行く日だと気づいた。 時間はギリギリ。このままだと母親に怒られてしまう。 そう思…

ある日の放課後、部活をさぼった私は一人で勉強している先輩を見つける。 「無愛想」と評判の元美術部部長、私の好きな人。 カップ麺を待つ五分を休憩時間にしているという先輩。 この五分…

中学校の時、私は吹奏楽部に所属していました。吹奏楽部と言っても銀賞止まりの弱小部。それでも文科系の皮を被った体育会系の部活なので練習は朝の七時半からありました。 通学路は遠回りと…

わたしは美春、14歳。 最近太ってきたから、そろそろ痩せなきゃなぁ。 でも部活で運動もしてるのに、なんでだろう。 やっぱり、学校も塾も歩いて行こうかな。 わー面倒だなぁ笑 でも、…

サッカー少年と文学少女。 少年は部活が終わるとすぐに、図書室へと走っていきます。そこにはいつも本を読んでいる少女がいて、二人は二人の時間を積み重ねていきます。 彼は不器用ながら積…

それは「想いが通じる5分前」……。 油井浜香世には好きな人がいる。 同じ部活の森永慎太郎だ。 何もかも趣味の合わない森永に、想いを告げることはためらわれ、「魔法でもあれば良いのに…

『あいえあいえ』 新学期を控えた前日、部活の用事で登校したところ、校舎裏からそれは聞こえてきた。

相互書評グループ「竜の目書き結社」の課題提出として書いたもの。 この小説は、以下の映画作品を元に独自の解釈を加えた二次創作作品です。 短編映画『time』 https://you…

中秋の名月。 クイズ研究部の部員たちが、今日も部活でクイズします。

高校二年生のとき、わたしが所属していたダンス部には三年間レギュラーチームに入れなかった先輩がたった一人だけいました。わたしはその先輩と深い関係を築いたわけでもないのですが、その先…

クイズ研究部の部員たちが、今日も部活でクイズします。

　朝から降り続く雨。部活が休みになって残念、という友人の言葉に対して、梅雨だから仕方ない、と返す主人公。しかし彼女の本心は……。 （この作品は「小説家になろう」「エブリスタ」…

走ることが俺の存在意義だーー。 走りに魅了された陸上部のエースに、アキレス腱断裂の悲劇が襲う。挫折のその先に彼が目指すものとは。 ［Alexandros］さんの「ワタリドリ」を…

【カクヨム甲子園　ショートストーリー部門】 オリンピック種目でありながら、あまり知られない競技の一つ「競技ボート」。 そんなスポーツに、青春をささげる高校生の、３分強を切り取った…

一目惚れした先輩の所属する美術部に入部しようとする。主人公、虎之助。しかし謎の人間野球部に無理やり入部させられてしまい……。