「藤」を含む小説

３年生最後の合唱コンクール。 僕は指揮者で、目の前には２８人のクラスメイトが居る。 今日のために、僕らはたくさん練習をした。 けれど、僕らの歌声は一つ足りないんだ。 クラスメ…

東藤社には2歳年上の幼馴染みである西條琉華がいる。 眉目秀麗、文武両道、品行方正の三拍子が揃っている彼女は、周囲から完璧王子様と呼ばれる程の人気者だった。 男性よりも同性にモテ…

天井から落ちてきた蛍。 夜空の向こうに人がいる。 藤光様　【三題噺の競作】「蛍」「木星」「抽象的」 https://kakuyomu.jp/user_events/168171…

私が執筆している「小説養護施設シリーズ」。 １　一流の条件　～ある養護施設長の改革人生（2020年6月・つむぎ書房） ２　超二流の道　～ギミックに引出された熱量（2021年6月・…

　高等部に入ってから吸血鬼の生徒会長と出会ってしまう。 　彼女は血が好きで、俺が好きだった。人間のことをよく分からない彼女だったけど、友達のひなと徐々に人間を理解して行く。 　…

戦国時代、 大戦末期、 統一社会、 科学未来、 現代日本── あらゆる時代に生きる彼らに、「やり直したいですか」と不思議な声が囁いた。 声に導かれ辿り着いた先は……異世界人材派遣…

与方藤士朗＝よかた（相撲業界の「部外者」の意味）＋とうしろう＝トーシロ＝素人 要するにこのペンネームはですな、部外者の素人という意味なのです。 そういう人間の書く、エッセイ集。 …

　この世には「六堂」「白虎」「松柏」という三つの武力組織が統治する土地と、朝廷が治める都があり、互いに勢力を争っている。 　そんな江戸時代を思わせる異世界で、人里離れた竹林の家に…

硬派でならした往年の走り屋達も寄る年波と世間の流れには逆らえず、今や、なるべく交通違反をしでかさない範囲でたまに集まって走るのがせいぜい。羽志狼矢《はしろうや》なるグループも、普…

とても短い話です。（※重複投稿しています）

春の雨に誘われて、ふと、思い出してあの場所へ行ってみた。 あなたと最後に観た藤の花。 あなたは覚えていますか？ writoneにて、空腹さん主催の #空腹を満たそう 参加作品…

【※二章以降は一部非公開／2023.2月～】十年前、有馬エルメと弟のメルは、神々と魔法使いが暮らす奇妙で長閑な異世界へと漂着した。 神にも原因がわからないある“異変“の謎を解明す…

　高校二年の春、幼馴染の桃峰花恋に恋する少年、千歳春陽は知り合いの女子の一言をきっかけに決意する。「俺、花恋を諦める」それをきっかけに少しづつ春陽の運命は変わっていく。春陽の恋心…

　祓師。それは此の世に居残ってしまった魂たちを彼の世へ送る者たち。〈祓法〉と呼ばれる異能を振るい、霊を彼の世へ還す彼らは降臨が予言されたとある霊を討つことを目標としていた。 　彼…

桜坂学園(通称サクガク)赴任してきた新人教師・早川瞳（はやかわひとみ）。サクガクのソフトテニス部は、かつては夏の全国大会出場まで果たしていた伝統ある部であったが、部員の起こした不…

ホラー小説家としてデビューする予定の海藤美乃利は、いつものように出版社から家に帰る途中だった。 突如として現れた魔方陣により異世界へ飛ばされてしまう。 今話題の異世界召喚と期待…

東京から祖母の田舎に引っ越して来たあやめは、不思議な夢を見るようになる。 その夢で、あやめは古い日本庭園に居て、蒼という和装の美しい少年に出会った。 夢の中で蒼たちと交流をするよ…

《あらすじ》 永遠に続く数字の羅列を美しいと言う人がいる。割り切れないものを挙げるなら、彼はきっと循環小数と答え、俺は恋と答える。 理系の名門・桃野谷大学。設立されたばかりの学…