藤色
モリアミ
藤色
夕暮れの 公園で 雨宿りした
藤色の 思い出は 6月のこと
このまま何も 言わなければ
友達のまま いれる気がして
藤棚を 温かい 雨が濡らした
頬濡らす 水滴は 雨だけだった
2人きり 公園で 座ったブランコ
語り合った 未来のこと 少し嘘付いた
いつも見たいに 別れ告げて
いつもと違う 明日を待って
冬空の 帰り道 ふと見つめていた
藤色の 思い出を 胸に閉まった
私が好きな 君はきっと
私を好きな 君じゃなくて
夕暮れの 公園で 雨宿りした
藤色の 思い出に 鍵をかけた
藤色 モリアミ @moriami
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