「溺愛/恋愛」を含む小説

　大陸の西の果てにあるスフィア王国。 　その国の公爵家令嬢エリスは、王太子の婚約者だった。 　だがある日、エリスは姦通の罪を着せられ婚約破棄されてしまう。 　そんなエリスに追…

俺、沢藤柚希は普通の恋愛がしたい。 一般男子ならば、至極当然な願望のはず。 だが、高校生になったタイミングでアプローチを仕掛けてくるのは…… 幼馴染で、独占欲が強く、言動が…

子どものときに捨てられ、すべてをあきらめていた少女・さくら。 そんな彼女の前に、天使のような少年・黒崎聖が現れる。 未来を予知する能力を持ち、その能力を使いながら自分を守り必死…

｢久しいなミリューユ｣ ｢はい、お父様。お久しぶりでございます。｣ 王宮の中でも1番広い部屋、国王への謁見を行う広間で、親子にしては堅苦しい会話が続いていた。 ｢実はお前…

エピローグ少し加筆しました。

ふと意識が醒めると、窓のない小さな部屋にいた。 自分のことさえ思い出せない中、どこか見覚えのある青年が現れる。 青年により、自身の名がシエルだということ、彼が幼馴染みのラーイであ…

私は彼を好いてなどいなかった。 だけど彼の『ニ番目の男として今度は僕がお前さんの側に居させてくれないか』という、少し捻くれた言葉だけは好きだった。

夏谷家は代々憑き物落としを行う家系だった。そこで生まれた双子の兄妹、玲央と真央。玲央はすでに亡くなっており、今は妹を守るために玲央の魂が真央の体の中に宿っている。彼らは運命に抗い…

婚約前提の初顔合わせだというのに、涙をこらえ、物凄い形相で睨みつけてくる公爵令嬢イザベラ。 そこまで不本意なら、断ってくれた方がいいんだけど……。 そしてある日、平民の少女を空き…

フラヴィニー伯爵家の令嬢、エレーヌ・フラヴィニーはある初夏の午後、サンザシの木の下で秀麗なる面差しの騎士と出会う。 背が高く、傲慢でぶっきらぼうな男に、エレーヌはややあきれつつも…

ヴァンパイアおよびグール退治を専門とする団体『クルースニク』。出自ゆえに誰よりもヴァンパイアを憎むエルザは、ある夜、任務先で立ち入り禁止区域を徘徊していた怪しい男に遭遇する。エル…

山里に住むヴェルテラ族の姫、ジェマは、一族の将来の為に帝国の皇子を誘拐した。 命を差し出す覚悟で起こした一件だったが、皇子リカルドの言動から、物事はジェマの予期しなかった方向へと…

この作品は【第一幕 逃亡篇】(＋第二幕 まとめ篇)で一旦完結扱いとしています。実際は【第三幕 皇宮篇】(＋エピローグ)まで完成していますが文字数制限の都合で非公開にしています。(…

「いつかあなたを迎えに来ます、その時はぼくの……ぼくと婚約してくれますか！」 気まぐれで助けた少年が別れ際に樹海の魔女である私に向けてそう言った。 「いいわよ、ニールが私の家…

武の彼。知の私。 両家がぶつかり合い、戦い合う中、彼と私の恋愛が始まる。 それは幼少期の頃から続く初恋。 甘く切なく――。 彼は私と一緒になるべく、武を使って私を奪い取ろうとする…

北の塔に住む意志薄弱な暗黒王女・レティシアは、乳母が亡くなったと知った夜にアルベールにひとめぼれをし、《恋の魔法》をかけてしまう。 愛をささやかれるたびに罪悪感はつのり、これはア…

「雷獣にも何にも、お前はやらない。僕とともに生きよう」 呼んで、触れて、瞳に映して。そして笑って──僕の最愛。願いは、それだけ。 　龍神伝説の残る孤島で、贄のよすがはある日、雷…

川と緑、エルトサラは大地に愛された豊かな国である。貴重な薬草の群生地でもある森は、エルトサラに繁栄をもたらし、国民は良く働き、王家との関係も良好だった。 特に愛らしい王子と王女…

自分は「モブ」だから地味に実直に生きて行こうと思っている貧乏男爵令嬢と、その令嬢に恋をしたあれこれ残念な第三王子の溺愛ラブコメファンタジーです。 小説家になろう、エブリスタに掲…

　極東の国、日ノ本。魑魅魍魎が跋扈していたその昔から、妖魔を払い、四神の力を司る四家は帝や政府に重用されてきた。それは現代まで続くものの、朱雀の一族である火乃守家の結月は、妖魔を…