「怪奇ホラー」を含む小説

　部屋にいると必ず感じる、絡みつくような視線。 　依子がそれを訴えても誰も信じてはくれない。 　でもソレは居る。確実に彼女を見ている……。 　凛音的ミステリーホラーをどうぞお…

血腥いソレは、理想をあげると語る。魚の臓物を思わせる臭気を漂わせながら。

父が亡くなる前にくれた箱。 父の死後、私はその箱を開けてみた。 その箱の中には剣を持った兵隊、ドレスを着た女性、スーツの男性、筋肉質の男性、ピエロという不気味な五体の人形が入って…

突然現れた赤い服の女。それは見ている間はぴくりとも動かず、見ていない間に音もなく近づいてくる。

これは明治より続く、三人の「キサブロー」にまつわる物語である。 ちょっと長めの時代伝奇短編。 縦組にして読むのをオススメします。

地下鉄網がこれほどまでに張り巡らされたのは、「地下都市」の存在を隠すためであった。 いつもとおなじ時間。いつもとおなじ景色。いつもとおなじ電車・・・ そのはずが――――僕が今目に…

授業中、窓の外を眺める大学生が見つけたのは、立方体の頭部を持つ異形の彫刻作品だった。それ以降、制作の過程を観察し続けるが…。

これはいろんなホラー、怪談、怪奇が集まったお話。 暑い夜のお供にどうぞ。 一話完結です。

知らない場所でも簡単に案内してくれる便利機器。 しかし、その道は本当に合っているのだろうか──

　言葉少なな少女「るう」の周りでは、いつもおかしな出来事が巻き起こる。同居している青年、芦原容をも巻き込んで、彼女は今日も狭間を歩く。 　紙一重（400字未満）の短編集。

一話完結のショートショート集です。ホラー風味の作品が多いですが、恋愛やファンタジーっぽい話もあります。

思春期真っ只中、高校1年生の大竹 聖はベッドの上でテクノブレイクしてしまう。 そのまま部屋で霊体化し、現れたのは聖の守護霊だという西郷と名乗るおっさん。 さらに、あの世から迎えに…

帆場蔵人の詩集でございます。 やや暗いものを取り揃えております。 さて、これが詩か？違うのか？ 全てはあなたに委ねているのです。 ※海野しぃる様の 『お友達から始めませんか』を読…

とある少女は毎日何かをお願いしに、神社へと通っていました。 さて、何をお願いしていたのでしょう…。

大学生の京介は元先輩で怪談作家の一色と共に翳霊寺という寺院を訪ねる。 そこには「障翳の間」と呼ばれる決して入ってはならないと伝わる部屋があった。「障翳の間」成立の秘をめぐる、夏の…

「ウフフ、静江って云うの……」 水戸は仏間の隅で妖しく燃える蝋燭の声を聴いた。蝋燭に憑かれてしまった彼の辿る運命とは。 物云う蝋が届ける御舟村が怪異が一つ『燃憑く蝋』。

小鳥の一座が山を越えてやってくる。 駒鳥が踊る小鳥の一座は、厳しい山を越えて、やせ細った閉塞的な村にやってくるのだ。舞い戻るのだ。

※R-15位の性描写や残酷表現があります。 苦手な方は見ないようにお願い致しますm(_ _)m ※ちょくちょく、加筆修正したりします(^^; 《あらすじ》 ある日、一人の女性…

　過去に執筆し、カクヨムに投稿していない短編の中から 　怪奇要素を含む作品を選別して随時投稿していきます。 　自作から以下の怪奇小説を対象にしています。 ・同人誌に収録したが、…