「哲学？ 短編」を含む小説

生きる意味を探さなければならない。焦る私は、訪れた郊外の寂れた湖で、『美』に出会う。

不定期で、気分転換に描いた短編などを公開していきます。気軽に見てね。

　明るい日曜日の、青い空の下。俺は恋人と、たわいない会話を楽しんでいた。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ノベリズム」でも掲載しています）

「問題。19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則で、」 　躊躇することなく、すえは早押しボタンを押した。 「…

やあ、ドーナツ型の地球へようこそ！ 所詮この世は輪廻転生。 はびこるのは自殺倶楽部とそれを嫌悪して「無欲を求める」者たち。 ぐるぐると廻り、使用者の思考を加速させる電子計算機（メ…

２０１６年夏コミに出した冊子に載せた短編です。 アキノタワゴトというタイトルの話はもうちょっと設定やネタを詰めて改良する予定なのでこれはパイロット版です。 放課後に友人と哲学的な…

『深淵を覗く時、深淵もまたあなたを覗いている』──どこかの哲学者が言った。そんな言葉を思い出した。深淵を覗いていた。深淵の方から君が覗き返してきてくれてるような、そんな気がした。…

一分と少しで読み切ることのできる超短編です。

これは気まぐれな天使がふと思い立って書いた手紙です。 お返事はいかがなさいますか。

僕は、この18年間なにもしてこなかった。「なにもしていない」というのは食事も睡眠もしていないということではなく、「覚えていない」ということだ。過去は脳のメモリを使うほど、重要なこ…

恋をした瞬間って覚えてる？ コーヒーのほろ苦い香りとともに淡く砕け散る夢とか希望とか。 誰かと分かり合えることってそんなに素晴らしいこと？ わからないからそれを探すためにものを書…

ある街にマフィア組織があり、そこには優秀なNo.2が居たという。 組織のボスが亡くなる所から話は始まる。

トンネルの出口を振り返る。そこは暗闇だ。もう、随分と離れて遠くなった。 これは一種のサルベージである。 数年前の自分へ。いよいよ、暗闇を葬ろう。

子供の頃の僕は、鳥は喋れるものだと思っていた。 オウムが喋るからだ。 大きくなった僕はそれは違うと知ったけれど、僕の前に現れたフクロウは流暢に言葉を話し、哲学的な事を言うフクロウ…

全ての話が短編になっています。 雑記に近い内容なので、私の書いた他の作品を読んでからここを覗くのをおすすめします。

三年前にティーが書いた話です。未編集で出しました。いつか編集して書き直します。 一週間後に最後の章「終」を公開します。よければ。

彼は自分の存在に悩み、苦しんでいた そして彼は、ある存在に自らの存在の意義を問う それは、竜と呼ばれていた

１９６０年、大戦はまだ続いていた。チューリングマシンと呼ばれる人造人間がロンドンの街で暗躍する。ドイツのスパイはいったい誰なのか？　この３人の中に犯人はいる？！ ＊＊＊ 昔、…