「#あやかし #カクヨムオンリー」を含む小説

足を踏み入れては行けない 紫の焔はあなたの身をも焼き焦がす

八月、父親の心中に巻き込まれた邦彦は人魚に助けられる。 彼女は彼に食事を与え、溺死しないように甲斐甲斐しく世話を焼くが、 その歯は赤黒いものでべっとりと汚れていた。

晴翔《ハルト》……主人公。中学生。動物が苦手なのになぜか妖狐のヨウコに好かれている。昔、犬にイタズラされたのがトラウマ。 妖狐のヨウコちゃん……白狐のむすめ。人間の姿での見た目…

街角に現れる古びた店。軒先の看板に書かれた意味とは。 黒猫と喪服の店主が迎えるのは、行き先を喪った品と人の数々。 ある日、1人の男が訪ねてくる。 「物語を、供養して欲しいんです」

あやかし話を買い取る質屋。 そこにはどんな理由があったのか。 身体の弱い僕としっかりモノの幼馴染みが紡ぐ、幸せ探し。ふたりの優しい物語。 作中のあやかし話は、私や友人たちの実話…

まだ蝉が鳴き交わす夏真っ盛りの日。わたしは夢喰いのあやかしに恋をした。 三重野紫苑（みえのしおん）は少し不思議な力を持っていることを除けば、ごく普通の高校生。 夏休みのある日、…

あたしには秘密がある。 誰にも言えない、ちょっとした秘密だ。 家族や友だちに言っても信じてもらえないだろうし、自分でも実は夢なんじゃないかと思ってる。 SFのことを「少し不思…

普通の世界で生きてきた人間の主人公「伊弉凪雄一（いさなぎゆういち）」 彼は普通の生活をしていた。 毎日学校に行き、遊び、勉強をして、夜眠る。 しかし、そんなある日。伊弉凪雄…

妖怪に愛され、同時に妖怪と交流が可能なゆえに傷つけられてしまう少女・檜垣咲夜（ひがきさや）。 彼女はある日、同級生の奈良島北斗（ならしまほくと）に呼びだされ、県庁の「摩訶不思議課…

男は傘もささずに立っていた。その場から動かずに。

祖父を亡くした美月は、途方に暮れていた。 女である美月には相続権がなく、このままでは、祖父が大事にしていた 菓子屋睡蓮 は売り払われ、美月は嫁に出されてしまう。 祖父が大事にし…

それは些細な事だった。たまたま家を出て入った森の中にはぽつんと鳥居がたっていた。 たまたま出会った少年に導かれ迷い自分を見失い、また新しい謎が増えていく。 最終的に少女は自…

人類史上最古の眼鏡が、世界中を旅します。 最後に彼を手に入れたのは……？ 銀縁眼鏡文学大賞のためだけに執筆した本作。 文体診断ロゴーンによると、 1 阿刀田高 83 2 三田…

大学生の三嶋ひかり。 彼女が秘め続ける後悔。それは子供の頃、大切にしていたクマのぬいぐるみを無くしてしまったこと。 逢魔が時と呼ばれるひと時、ぬいぐるみに想いを馳せていた彼女を襲…

平家にあらずんば人にあらず。 禿『かぶろ』とよばれる子供たちが闊歩する京のみやこ。 不当な引き立てに遭う民たちに担がれた、賭博街の少女剣士、薫。 最初はただ、生きるために剣を振る…

　ある夏の日。『僕』――柚木始の母が死んだ。 　事故でも、ましてや事件でもない。寿命を全うした死だった。 　遺品整理をしていた時に、ふと見かけた、大きな大きな金魚鉢。 　埃を被っ…

猫と少年、少し不思議な話

わたしの前に突然現れた謎の建物。扉を開くとそこは、古めかしい物で埋め尽くされた不思議な店だった。店の名前は『猫の手』。店主は言う。わたしを助けてくれる何でも屋だと。

花街に残された男の霊を成仏させるため、彼が想いを寄せていた花魁を呼び出した。 しかし、そのやり方には普通とは違う事情があった。

あやかしと人間。 その間を取り持つた眼に存在する組織、〝大社〟。 これに所属する少女、神子乃ミコトは、雇い主の影法師と共に、今日も事件解決へと奔走する。 日ノ本防疫の要である〝…