「去る」を含む小説

――世界を救った漆黒の勇者エリザベートは、伝説の聖剣と共に消ゆ―― 魔王を倒した勇者が消えた。 『表舞台から消えた女勇者はいずこへ？』 漆黒の勇者となったランドン公国のエリザベ…

※前書き部分は王道テンプレの説明なので、読まなくても大丈夫です。物語のはじまりは序章からになります。 ※あらすじ 　マルテはスラム街生まれの一四歳の少女。王太子妃に救われ、今で…

トリペッラの自警団メンバーである異能研究者ミラウ・フランは子供と異能者を擁した窃盗団を捕まえるように命令を受ける。自分向きでないと戸惑う彼だったが、自身を「母」として慕うユディと…

ある日、上野あかりは青空に浮かぶ月に目をとられ、階段から転がり落ちてしまう。上野は目を覚ますと、摩訶不思議な生き物たちがいる幻想的な世界にいた。 見たこともない巨大生物を目にし…

　不死の体を持つ嵩原幸太郎は、行方不明になった妹の凜を探して、幼馴染の片桐七海と共にケガレモノと呼ばれる異形を狩っていた。ある日、幸太郎は謎の女剣士くれはと出会う。彼女との戦いで…

春の京都、満月の夜。 大学留年が決まった長谷川トモと、ひとつ下の後輩佐久間コウヘイは『留年祝い』と称して賀茂川で飲み会を開いていた。 そんな二人に、弁天と名乗る不思議な女性が声…

　『おきつね様』というこの辺りを見守ってくれている神様を喚び出すこっくりさんの真似事をしていたところ、マリア様と呼ばれている少女が乱入してきて、傘で十円玉に穴を空け、儀式は終わっ…

留置場で目覚めたあなたは自分を振り返り、自己分析の末に再定義し、主人公となる。 魔物に襲われ警察官と不審者が死亡。襲い掛かる魔物を前にあなたは決断を迫られる。 【抵抗するか抵抗し…

（このあらすじはラストまでの展開を含みます） 　吹奏楽部所属の高校生、伊庭都月はある夏の日、猫のような黒いセーラー服の少女と、「クラウン兜坂」と名乗り不思議な力を操る道化師と出会…

　古事記「因幡の白兎」。大国主命《おおくにぬしのみこと》と八上姫《やがみひめ》が結ばれるまでのラブストーリーとして世に知られるこの物語には、続きがある。 　八上姫と結ばれた大国主…

　結人（ムスビト）とは「愛する者と愛される者を結ぶ」特殊能力を持つ、人間のようで人間ではないものだ。結人のイユは、男性同士のカップル（戸川則男と平野信夫）を成立させた。そのこと（…

　大学四年で彼女無し童貞の彬は、自分への引け目から、サークルの呑み会で友人――大弼の小説家になるという夢を嘲ってしまう。先輩――美花恵に、「夢も追えないクズ」と罵られる。 　腐っ…

聖女アドラは黒いムチを持っている。 ムチは全ての罪人から罪悪感を拭い去るという。 ただし、相手は気付かぬままに、罪の記憶を彼女に垣間見られるのである。 罪に応じて、アドラが断…

「──王よ、長きに渡りお世話になりました」 滅亡寸前の小国をたったの十年で大陸の覇者に伸し上げた天才軍師エドガー。長年国に仕え続け、その責務に追われ精神をすり減らした彼は、主で…

レミーラ王国の"聖女"フルーレ・ベルセリアは、ルミナス王女を毒殺しようとした罪で国外追放を言い渡されてしまう。 全く身に覚えのないフルーレは、無実を訴え続けたが誰も信じてもらえ…

　浪人生の亀田勇気は予備校から帰る途中、線路に飛び込もうとしている女性を目撃した。この駅は特快電車がものすごい勢いで走り抜けていく。思考するよりも先に勇気は女性の手を掴んでいた。…

誰もが学校一の美女と舌を巻いた女子高生・甘神知神。長い黒髪と端正なその顔と鼻梁。モデルのように細い足腰と抜群のスタイルの持ち主で、校内ミスコンで2年や3年の美少女を押し退けて優勝…

遠い未来。汎銀河帝国を成立させた人類は、徐々に衰退の道をたどっていた。 戦争こそ人類活性化の近道と考える汎銀河帝国皇帝グレゴールは、故意に無意味な戦争を起こし、 銀河系を戦乱の渦…

二年ほど活動してきた一人のカクヨム利用者。 その遺言あるいは遺書。

　「シュライバー」と呼ばれる様々な機能を持った人工の四肢が実用化された程度の未来。 　装着することで超人的な身体能力を発揮するシュライバーを駆使し、無法都市『jp』で今日をしぶと…