友の名を借り、成り上がれ! 銀河帝国皇帝へ!! 庄司卓
遠い未来。汎銀河帝国を成立させた人類は、徐々に衰退の道をたどっていた。
戦争こそ人類活性化の近道と考える汎銀河帝国皇帝グレゴールは、故意に無意味な戦争を起こし、
銀河系を戦乱の渦へたたき込んだ。また自分の後継者も数十人の子供を争わせて実力で勝ち取らせようとしていた。
戦乱で故郷を失い辺境へ逃れてきた少年アルヴィンは、自分と瓜二つの皇子ミロを助け、二人の間には友情がはぐくまれた。しかしミロは謎の病で世を去る。
アルヴィンに自分の名前と願いを託して……。
「ミロという名前は君が使え。アルヴィン。皇帝になれば、この無意味な戦いを終わらせる事が出来る。きみにはそれだけの力がある……!」
銀河系から戦争を無くすという友の、そして自分の願いを叶える為、アルヴィン・マイルズは、汎銀河帝国第13皇子ミロ・ベンディッドとして、貴族と市民階級の争いが絶えない帝国学園に転入するのだった。
(本作品は2017年にファミ通文庫より発売された『我が偽りの名の下へ集え、星々』の修正版になります。閲覧の際にはご注意ください)
第三章まではファミ通文庫版に微修正を加えたものになります。第四章からファミ通文庫版未収録分になります。
ファミ通文庫版をお読みになられている方は、第四章から読んでも差し支え有りません。
こちら、ファミ通文庫版刊行時に作成した解説ブログになります。
https://blog.goo.ne.jp/milo-venditte
詳細な設定などの解説をしておりますが、ネタバレもありますので閲覧は自己責任でお願いします。
内容についてはファミ通文庫版準拠です。…続きを読む
目次
連載中 全128話
更新
- 第1章:少年の名はミロ。偽りの皇子
- 01-01:「このミロ皇子が許可する」
- 01-02:ミロ・ベンディット 帝国第13皇子
- 01-03:「貴様、私をからかっているのか!?」
- 01-04:「司令じゃねえ。首領と呼べ」
- 01-05:「我に道を空けよ!!」
- 01-06:「皇子には皇子の物言いがあるのだ」
- 01-07:「これでよろしいか?」
- 01-08:「もしもはない」
- 01-09:「まったく、良い拾いものをしたものだ」
- 01-10:「死ぬな、ミロ!!」
- 第2章:彷徨せし帝国の縮図
- 02-01:「ミロ皇子万歳!」
- 02-02:「結構です!」
- 02-03:「一人で、歩かせて下さい」
- 02-04:「まさに帝国の縮図だ」
- 02-05:「貴様から感謝されたのは初めてだぞ」
- 02-06:「別に何も無いわ」
- 第3章:学園自治会長カスガ・ミナモトの憂鬱
- 03-01:「子供の頃から、目立ちがり屋でね」
- 03-02:「はみ出し者同士、仲良くやろうじゃないか」
- 03-03:「あいつは助平だ」
- 03-04:「私のお友達になって下さい」
- 03-05:「まぁ、そんなのはどうでもいいけどな」
- 03-06:「俺はこう見えても、結構、要領がいいですから」
- 03-07:「ミロは敵を作るのが得意なんだ」
- 03-08:「私が失望したのは、あなたよ」
- 03-09:「臨時で特別か」
- 03-10:「何度も言わせるな。嫁では無い!」
- 03-11:「お前たちのボスに話がある」
- 03-12:「殺したい程、憎いのだな?」
- 03-13:「よろしい。では戦え」
- 03-14:「皇帝陛下は争いを、戦いをお望みだ」
- 03-15:「……ぬかったわ」
- 03-16:「手の空いているものは、各々のやり方で死者を悼め!」
- 第4章:雪花石膏皇子のささやかなる趣味と趣向
- 04-01:「皇位継承者、皇子さまだろう」
- 04-02:「茶化すな! まったくお前は……」
- 04-03:「……あいつらでは駄目だ」
- 04-04:「お前はのんびりしていていいのか?」
- 04-05:「男の事はどうでもいいんだ」
- 04-06:「馬鹿は容赦、加減というものを知らない」
- 04-07:「……皇子さまでも、所詮は道具か」
- 04-08:「慌ただしい奴だな」
- 04-09:「タヌキめ……!」
- 04-10:「そりゃ大変だ、早く何とかしないと」
- 04-11:「なるべく早い方がいいでしょう」
- 04-12:「嘘よ!」
- 04-13:「ミロ・ベンディットは黒の皇子だ」
- 第5章:襲撃と愚か者の遁走曲(フーガ)
- 05-01:「お断りです」
- 05-02:「迂闊な真似をすれば……、死ぬわよ」
- 05-03:「まず言っておくが俺は紳士だ」
- 05-04:「ウォレス・ハーシュハイザー伍長!」
- 05-05:「女は強いな。そして恐い」
- 05-06:「お前らしくもないな」
- 05-07:「男はいらねえなあ」
- 05-08:「頼まれずとも!」
- 05-09:「そりゃ死ぬ。お互い様だ」
- 05-10:「所属や目的が分からねえから未確認機だろう!!」
- 05-11:「しゃきっとして下さいよ。先生」
- 05-12:「映画のようにはいかんものだな」
- 05-13:「こりゃ帰りは混みそうですね」
- 05-14:「殿下! 何を仰いますか!」
- 05-15:「ミロは来る。必ずな」
- 05-16:「殿下としてそう仰るんだ」
- 05-17:「少し勇気が出てきましたわ」
- 第6章:宇宙船迷宮に於ける幾つかの悲喜劇
- 06-01:「冗談です」
- 06-02:「今は迷っている暇はないはずだ」
- 06-03:「そんなわけで、俺、人質」
- 06-04:「馬鹿でしょう。うん、馬鹿だ」
- 06-05:「なるほど、一理あるな」
- 06-06:「目茶苦茶だな」
- 06-07:「知らないな」
- 06-08:「誰が姐さんだ!」
- 06-09:「交渉決裂か!」
- 06-10:「死んでる、死んでる!!」
- 06-11:「下着よりも命の心配をしろ」
- 06-12:「まだ生きてる!」
- 06-13:「冷たいんですね」
- 第7章:「選択せよ~Alternative」
- 07-01:「長引かせるとよくないかも知れん」
- 07-02:「撃て!」
- 07-03:「馬鹿げています
- 07-04:「故に選択したまえ」
- 07-05:選択せよ~Alternative
- 07-06:「側に居させて下さい」
- 07-07:「今のうちに状況報告の続きを」
- 07-08:回想 一年前
- 07-09:「手配しましょう。ミロ殿下」
- 07-10:私は特別ではないのか。
- 07-11:「何かの冗談か、それとも罠か?」
- 07-12:「その時はその時だ」
- 07-13:「これより学園宇宙船に侵入したテロリストを排除する」
- 07-14:「さぁ、掃除の時間だ」
- 07-15:「結局、失敗って事ですかね」
- 07-16:「吊り橋効果というものだろう」
- 07-17:「お前と私でルーシアを守るのだな」
- 第8章:少女達の復讐と一人だけの王国
- 08-01:「何か様子が変だ」
- 08-02:死ねるか、死ねるか!!
- 08-03:「自棄にはなるな」
- 08-04:まだ死にたくないな……
- 08-05:「どうかしたのか?」
- 08-06:「二、三人吹っ飛ばしてやれ」
- 08-07:「痛い痛い、助けて!!」
- 08-08:「役に立たねえ連中だ」
- 08-09:「分かりました。姫殿下」
- 08-10:「まったく、お前という男は……!」
- 08-11:「ああ、まずい」
- 08-12:「俺が生まれてきた意味がねえだろう!」
- 08-13:「それはまずいな。まずいぞ」
- 08-14:「発進を阻止しろ!」
- 08-15:「なるほど、退屈しねえな」
- 08-16:「まだ終わらんのか!」
- 08-17:「寝かせておいてあげましょう」
- 第9章:ミロの軍勢~偽りの艦隊
- 09-01:「承知しております。マダム」
- 09-02:「気を使わせて済まない」
- 09-03:「体のいい人質ですな」
- 09-04:「ローボ・ロッホか!!」
- 09-05:「お前の好きにしろ、海賊」
- 09-06:「イエスでノーだ」
- 09-07:回想「君は何になりたいんだ?」
- 09-08:「……あなたは何者だ」
- 09-09:「裏切ったのではありません。見限ったのです」
- 09-10:「狂人というのは始末に困る」
- 09-11:ミロの軍勢~偽りの艦隊
- 09-12:「手間が省けますな。ご主人様」
- 09-13:「気が利くな」
- 09-14:「面白そうな少年だ」
- 第10章:終幕の彼方~星よ、集え
- 10-01:「手の平など何度返しても減るものではない」
- 10-02:「歳は関係ない!!」
- 10-03:「私のせいなのでしょうか」
- 10-04:「理不尽に憤る心を忘れてはならない」
- 10-05:「私、もう駄目みたい」
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