「光る」を含む小説

佐倉川利玖は、風光明媚な城下町にある国立潟杜大学に通う理学部生物科学科の2年生。飲み会帰りの夜道で「光る毛玉」のような物体を見つけた彼女は、それに触れようと指を伸ばした次の瞬間、…

女子と女子の3月13日から14日にかけての話

「どこもかしこも筋肉推しでつらい。綺麗なものが見たい……」という少女漫画脳の「私」の隣に引っ越してきたのは、笑顔が光るさわやかな……筋トレ男子であった。

深夜の散歩をしようと公園へ出かけてみた二十歳のミキコ。 するとそこには銀色の服を着て緑に光るツインテールの少女がいた。

早春の夜の気楽な散歩で遭遇した青白い球体。それと交信した家庭用AIが受け取ったものは？ 連作シリーズ「ジ・エンド・オブ・シヴィライゼーション」の第四作。 KAC2023参加作品。

酔っ払った父親が深夜の散歩で見たという、赤く光るメダカ。母親は信じなかったが、三つ子の姉妹は父親の言った通りに赤く光り輝くメダカを発見する。

落武者山に「出る」とまことしやかにささやかれる火の玉――。 本作は『小説家になろう』様にも掲載しております。

　地球から生物と海が消えた。 　人間は遺伝子を操作し、水と酸素がいらない体に自らを進化させた。軽い装備で宇宙空間で生きられるようになった新人類「ヒト」は太陽系中に広がった。 　そ…

　回復魔法を扱う癒術師であるユミルが絶体絶命の大ピンチを迎えたその瞬間、見たこともない世界へと転移していた…！？ 　整えられた大地を猛スピードで走る鉄の塊。道行く人々は皆無言で、…

悠久の時を過ごす二つの星は、退屈しのぎにいくつもの星の営みを覗き、 お話を語り合っていました。 これはそんな星の一幕。 昔々に書いて、更新も分かりにくいので分冊いたしました。

　がらんとした自宅マンションのリビングで俺は、否応なく買ったばかりの真新しい1人掛けソファの背凭れに身体ごと...いや、やっと終わった面倒事もひっくるめて一旦預けてしまえ、とばか…

魔法士の名家に生まれたユーヴィンスは、魔法構築学の天才で14歳にして魔法学校の卒業を控えていた。ある日学校で居眠りをしてしまったユーヴィンスは、帰り際に空に光るものを見つける。気…

「きっと神様が僕たちを友達にしてくれたんだよ！」 　白く光る巨大な入道雲が浮かぶ青空の下、眩しい笑顔で君はそう言った。 願いを叶えてくれた神様へお礼をするため小学生のミコト…

MtFのトランスジェンダーのモネさん(ハンドルネーム)に導かれ、女装男子の主人公が、退廃的に妖艶に光る東京の街の中でマイノリティとしての生き方を模索しながら、唯一無二の気軽な関係…

17歳の少女、矢辻 由美（やつじ ゆみ）は、新月の夜に現れる怪物を狩る使命を与えられていた。由美は5年前、目の前で家族を喰われた過去がある。 はっきりとその記憶を残しているのは、…

ある夏の夜、自室でチョコレートを食べながらレポートを書いていると、窓をトントンと叩く小さな音が聞こえた。音のした方に目をやると、そこには単行本程度の背丈の女の子の妖精がいた。

東の果て、山女が棲まう遥野郷安是の里では、女は恋をすると光る。だが、かすみは十八になっても光らず、〝かすのみ〟扱いをされていた。 今日も今日とてかすみは黒ヒョウビの実を採りに神域…

婦人の拾われたもう一つの場所 本人は、そうだっけとっつげる。 コーヒーをころげている秘密親父 語られる話し

世界樹と呼ばれる巨木がそびえ立つ世界。一族に伝わる羽根の入った水晶玉を磨いていた少年アレクの前に、突如、漆黒の扉が現れる。亜空間へと通じるその扉の向こうでは、天人族の生き残り・白…

物語はマンハッタンの片隅の小さなビルで発生したレイプから始まる。男の色めいた吐息と、四肢を縛られた女の悲痛。他方、フィリピンのとある小さな集落で前代未聞の殺人が起きた。被害者は村…