概要
どこか懐かしいあの夏の匂いを
「きっと神様が僕たちを友達にしてくれたんだよ!」
白く光る巨大な入道雲が浮かぶ青空の下、眩しい笑顔で君はそう言った。
願いを叶えてくれた神様へお礼をするため小学生のミコトと零は七不思議の鍵を探し始める。
夏の田舎の不思議な物語。
白く光る巨大な入道雲が浮かぶ青空の下、眩しい笑顔で君はそう言った。
願いを叶えてくれた神様へお礼をするため小学生のミコトと零は七不思議の鍵を探し始める。
夏の田舎の不思議な物語。
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- ★★★ Excellent!!!田舎の夏。ふたりの男の子の友情。そして「学校の怪談」という怪異
いじめられっ子の小学生ミコトは、夏休みを前に突然現れた転校生・零と友達になり、彼と二人で「学校の七不思議」に関わってゆくこととなる――
――という筋立てのお話です。
夏休みを前にした、浮き立つ空気と清々しさが同居した夏の日々に、ミコトは仲良しの友達とふたり、「学校の七不思議」の鍵なるものを探して学校の探索に臨みます。
神社で行った「こっくりさん」から始まるこの探索は児童文学のような瑞々しさと驚きに満ちた優しいおはなし――かと思いきや、怪異はやはり「怪異」。
日常から、怪異の領域へ、うっかり境界を踏み越えてしまったと気づいたときの、首筋の産毛が逆立つような「ぞっ」とする感覚。それが確かな筆…続きを読む