「あったか」を含む小説

　春の夜明け前、陶美和（すえ・みな）が目を覚ますと、窓の外のベランダに人の気配があった。ベランダから美和の部屋の屋根に上ったらしい。侵入者は何者だろう？ 美和はベランダに出てその…

「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」応募作第二弾☆ 　拙著には珍しく一応、実体験です。 　なんとなく不思議な出来事に遭遇することはあっても、あまりに短かったり、大した話…

　夏の読書感想文対策に特化した、とあるサブスク配信サービス。その案内文の変遷と、Q&A上に残るユーザーの反応、報道記事、及び感想文コンクール入賞作品などの断片だけで構成した短編。…

夏のはじまり、世界はおかしくなった。 その夏ある恒星から降り注ぐ異質な放射線のため、世界はおかしくなってしまう。人も変われば物も動く、なんでもあり、驚天動地の世界改変、はちゃめち…

行方知れずになった母の日記には意味のわからないページがあった。鏡文字でただ「会いに行くから」とだけ書かれたページ。 この作品は日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024の…

高校入学を無事果たした俺、こと松崎景一は初日に佐々野伊織というやつに出会う。なぜか分からないが、すごい懐かしいような気もしなくもなかった。 そこから意気投合し、普通に、一緒に楽…

　花屋『フルール・デュ・クール』のモットーは『贈る人の心を映し出した花束を作ること』 　訪れる客は訳あり客ばかりだが、イケメン二人がつくる花束に心を開いていく。 　そんな彼らに…

首吊り自殺にまつわる三つの出来事、奇妙な体験談。 うっかり近づきすぎると怖い目にあってしまうかもしれない。

とある街の路地裏に、ひっそりと佇むギルド酒場【路地裏の黒猫亭】。 そんな酒場に集まる、何だかんだで娘に甘いおっさん冒険者（保護者）と、反抗期真っ盛りのツンデレ冒険者（娘？）を中…

時は応仁の大乱から三十年。 鏡の社（かがみのやしろ）に伝わる古文書によって警告されていた大厄災……この世の終焉を意味する恐ろしき事態が現実のものとなった。宮司の親子は特別な精霊を…

佐藤響――誰もが愛し憧れを持つ彼女は、不慮の事故により記憶喪失に陥る。両親は事故により死亡、親戚が引き取ると思いきやなぜか彼女がたどり着いたのは他でもない、俺――火宵屮の家だった…

舞台の上で輝く大女優、桜庭玲子。 その仮面の裏には、誰も知らない孤独と愛の葛藤があった。 「愛とは何か？」 「幸福とは何か？」 読者の心に問いかける、渾身の文学作品。

病室に閉じこもりがちな女性、「エリサ」は生まれた時から脳に大きな障害があった。 一晩寝ると感情の部分だけが、普遍的に記憶喪失になっているという。 ずっと病室に居る彼女は窓の外…

気が付くと、目の前には角の生えた女の子が立っていた。魔王になるのを手伝えだって？そんなこと俺にできるわけないだろ！逃げ出そうとしても、僕（しもべ）の腕輪のせいでこいつから離れると…

閉じこもっている人のお噺

【8月14日、微修正】 どこにでもはないけれど、どこかにあってもいい物語。想い人と住む世界が違う。それに打ちのめされてなお想う。いつか再び交わるのを信じて。

キャラクター紹介 リリス 女魔王 特徴: 美しく強大な力を持つが、恋愛に関しては全くの初心者。冷酷で威厳のある一面と、恋する乙女としての一面を持つ。 性格: 真面目で誠実だが、…

人里離れた美しい森の中にはエルフの里があった。 　その里に住むエルフ達はどの種族とも交流する事なく、ひっそりと平和に暮らしていた。 　しかしここ最近、何やら里の周辺が騒…

振られた。そう頭が認識するのにかなりの時間がかかった。 生まれたころからずっと一緒にいて中学の終りに付き合い始めた彼女。 秋風　茜 幼馴染でもあり最愛の彼女であった彼女に先ほど振…

第二章まで書き直し完了！　お話を進めないといけないので最新話を書きます 「はぁ？いちゃいちゃハーレム？そんなもの私のハリセンが許すわけないでしょ」ｂｙ自称ヒロインのビン子さん …