学園ライフをエンジョイ!…ってオイお前ってもしかして…!
動点t/ポテトたくさんの人
第1話 朝に弱い俺の出会い
このときの俺にはまだわからなかった。まさかアイツがアレだったなんて!
俺はのちに"真実"を知ることになる。
がしかしいつ知るのかは______
まぁ普通に考えてこの時点でわかるわけないやろ、おん。ここでわかったら超能力者やんけ。てかまずほんまにそんなフラグ的なやつ起こるんか?ないない、ありえへんて。起こったら爆笑もんやぞ。
まぁ上の謎文はさておき、俺は家を出る___
「いやぁ〜やっぱりいつになっても朝には敵わねぇわ〜ホンマ。」
今日は舞泉高校の入学式。新たな出会いや生活が始まろうとしている今、緊張している俺。
期待を膨らませて俺は家のドアノブを握る。
「いってきま〜す。」
舞泉高等学校、そこは地域の中でもなかなか上位の高校である。俺は中学時代かなり友達と遊んだり、ゲームに明け暮れていた。しかしそこそこ頭は良かったのでなんやかんや高校に入学できた。
しかし友達作りは下手なもので、なかなかのコミュ症である。少し人前に出るだけで人より緊張する厄介もの。
しかし友達になれそうと確信したら、なぜか無限にベラベラ喋れるタイプ。友達のアプローチあってか、なんとか中学時代まではやってこれた。さて、高校からはどうなることやら。
「マジで朝は眠すぎるわ〜。どうにかしてくれよ、俺の体。」
少しまだ頭がボーっとしているが、とりあえず飲み物を買いに行くためにコンビニに寄る。
「いらっしゃいませ〜。」
気持ちの良い入店時の挨拶とともに少し眠気が飛ぶ。
いつもの通りコーヒー牛乳を手に取り、レジに並ぼうとする。
すると、自分の後ろに同じ制服の人が並ぶ。
(あ〜この人もしかして同じ学校とちゃうかな。なーんか緊張するなぁ)
とか思いながら並んでるも、なかなか自分のレジが回ってこない。
(死ぬほどなんか緊張するし、でも暇やから声…かけてみようかなぁ)
(ええい!やったれ!俺!何でもええねんもう!)
後ろを振り向いて言う。
「あっすみません、もしかして俺と同じ学校の人ですか?」
アー緊張した。ホンマこういうの苦手やねんな。
すると向こうからの返事が返ってくる。
「あぁ、そうですよ。実はボク、今日入学式でしてね。今眠気覚ましにコーラ買ってるんですよ。」
おお、なんか俺の状況と似てる。そして礼儀が良い。
「そうなんですね笑笑。奇遇ですね。俺も今日入学式なんですよね。」
「っ!まじですか!そしたら敬語いらないですね笑笑。」
「そうですね。俺も敬語なくします。俺の名前は松崎景一。君はなんていうん?」
「ボクは佐々野伊織。なんとか頑張って勉強してここに入学できたんだ。」
「そうなんや!俺は中学時代めちゃ遊んでたなぁ…笑笑。」
すこーしだけ自慢を入れてみる。
「すごいなぁ、遊んでてここに普通入れるところじゃないよ笑笑。」
「まぁまぁ、それはそれとして、ちょっと俺レジ回ってきたから、また後でな!」
「おう!そうだな。」
キターーーーーーーーーーーー!なんとか友達できた…かな?
というかなにか懐かしい感じがする。
佐々野…どこかで聞いたような。
まぁ気のせいか。
レジを済ませて再び通学路に足を踏み入れる。
__________
だいぶ眠気が覚めてきたところで、学校に到着する。
「おおお!!!ここが高校というものなのか!!なんかワクワクするしドキドキするなぁ!楽しみやなぁ、死ぬほど緊張するけど。」
俺は正門へ、未来へと足を踏み入れた。
っとしていると、見覚えのある姿があった。
「おお!佐々野!お前もついてたんやな。」
「そうだよ。1人じゃ少し心細かったからボク佐々野のこと探してた笑笑。」
おお、少し乙女チックなとこあるんやな。
「なんか乙女なとこあるなぁ〜。苗字で呼び合うのも堅苦しいから、下の名前で呼び合うか!伊織!」
少し馴れ馴れしかったかと少し後悔するも、
「そうだね!これからよろしく!景一!」
晴天の太陽にも負けない輝きの笑顔をしながら返事してくれる。
なにか心が明るくなった感じがする。
そうこうしてるうちに、クラス分けの発表間近である。
「もうなんか俺ら友達みたいなもんやな!ちょっと強引かもやけど。まぁやから、一緒のクラスがええなぁ。話しやすいしな。」
「一緒のクラスやったらもう勝ちだろうにな。もうボク達友達だもんね!」
やった!もう男友達が1人できたぜ!
俺のことをすぐに友達認識してくれる伊織はもう親友や!って思いたい。
________
いよいよクラス分け発表の時。
「ンー俺は4組かぁ…って!伊織おるやんけ!」
「おー、ほんとだ!一緒だね。」
「イヤー嬉しいもんだね!もう俺ら親友やな!?笑笑」
「早いな笑笑。でも親友はありだね。よし!ボク達親友だ!!!」
おぉ、神よ。初日早々すぐに親友できちまったよ。ここまで早いとは思ってもいなかったのでノリでここまでこれたのは本当に奇跡。
「っま、とりあえず4組向かうか!って…場所どこやねーーーん!!!!」
「ボク達まだこの学校のこと全然知らないから、少しずつ勉強していきますか。」
「よし、んなら探すぞぉ!」
「おーーーー!」
俺らはこの広大な校舎で、5分で自分たちの教室をみつけて歓声をあげた。
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