「さよ朝」を含む小説

魔法少女は夢と希望の存在。 ……なんて言うのは今や昔の話。 ここでの魔法少女は、なったところで何か願いが叶うわけではない。 街中にゴロゴロいるし、珍しいものでもない。 倒す…

大手人材紹介会社に転職した朝海頼人（あさみらいと）はナンバーワンセールスマンとしてぶっちぎりの数字を出していた。 次々と転職希望者を転職させ、取引先と上司からの評価も高かった。 …

今回は、役立たずの私という、猫の手を借りた結果の「ぽかぽかにゃあの奇跡」です。

　大通りから二筋ほどにお堀側。 　杉の板塀に囲まれた一軒家は、贔屓の旦那さんに口をきいてもらったものの、祇園で芸妓をやってた頃に上手に溜めたへそくりで手にした、おたかの城である。…

調子が良くても、体が軽くても、体は起きない。 1話完結短編小説です。是非是非お読みください。

東雲姫子はごく普通の高校一年生。 ただ、高校に入ってから何故か朝起きると涙を流すようになった。 そんな姫子にクラスメイトの安藤ポチョムキン、通称ポチ君が突然の告白。 果たしてふた…

ヒーローを夫に持つ妻のとある朝の日常のお話。 『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』 ８回目お題「私だけのヒーロー」出品作品

まだ肌寒い日が続く今日この頃。今度ある陸上の大会のために朝早くからグラウンドで練習をしていた私の元に普段無愛想な先輩が顔を出してくれて……

　仕事では失敗続きでうだつの上がらない日々を過ごしていた私は、日曜朝にとあるテレビ番組を見ることで活力を取り戻す。 　KAC2022応募作品です。8回目お題「私だけのヒーロー」…

リリアン・ホワイト・ツールスハイト公爵令嬢は、わずか16歳で斬首刑にて死刑になったはずだった。目を覚ますと、死ぬ前に戻っていた。婚約者のシェル殿下は、子爵令嬢のアウローラにべった…

会社がリモートワークになった美咲は、故郷の第二新光集落の実家に帰った。三十年以上前に大規模開発されたこの集落は合計約百五十戸から成る住宅街で、開発直後から住み続けている住人が多く…

　駆け抜ける執筆。それこそがやはり僕の青春。その最中だ、一本の着信が、この後の展開を大きく左右した。紐解かれた記憶は、また新たなる展開を欲するの……

２０２７年３月２７日明けて土曜日夜半。六本木テレビのあの番組の継続番組『朝まで健康的なテレビ』が、いつものペースで議論に入る。今回の重大テーマは「深淵！ドーなのＵ・Ｆ・Ｏ」。いき…

バレンタインの朝。幼なじみのテンションが常より高い。 太田陽には、その理由に心当たりがあった。 なにせ、その「理由」を仕込んだのは自分なのだ。 ――わたしだけのヒーローにあげ…

朝、出社した私のもとに、「ヒーローメーカーベータテスト参加の御礼」という謎のメールが送られてきていた。

ある朝、双子の兄弟・琴乃の制服を着て登校した律弥は、交際を迫る同級生の佐竹勇一と再び対峙するが・・・

　探偵が国家資格となり、警察のセカンドオピニオンとして幅を利かせるようになった現代日本。愛知県在住ながら国内でも有数の名探偵、『相談役』雪宮紫郎の息子である柳は、夏休みに依頼を受…

後悔や遣る瀬無い思いなどを抱えながら終えた卒業式の帰り、未来坂悠太はいつもの日課である学校の裏山にある旧校舎跡の花壇にお別れの思いで水やりをしていると綺麗な少女に出会った。 その…

深い、深い、雪に閉ざされた街。そこでいつも一人、雪かきをしている少年、ククルはある日、雪の上を歩いてやってきた不死身の旅人、サトリに出会う。楽しい一夜を過ごす二人。けれども、別れ…

日常を客観的に書いてみようと思いました。 伝わる人には伝わる……かもしれない、くだらないお話です。