「祈る」を含む小説

第一回イトリ川短編小説賞参加作品です。

勇者の丘で毎日石碑に平和を祈るリリーメイ。 彼女は最近、いつも同じ悪夢にうなされていた──。

辛いことも、うれしいこともたくさんある人生だけど、うれしいことが多い方がいいなって思って書いた話です。そして、うれしいことが続くように祈っています。

国木田独歩は武蔵野散策中に神の顕現を祈るが…角川武蔵野文学賞応募作

　西暦3625年。人類は、植物と戦っていた。 　ある日、“終末のダンデライオン”と呼ばれる超常現象が世界中で発生し、主要都市の大半は植物に占領された。 　国連は人類存亡のため、P…

青年は旅の途中で、墓の前で祈る女に出会った。 その墓は赤茶けた大地の、その崖にあって――とても、見晴らしがよかった。 それは≪古きもの≫と呼ばれる青年の、永い永い旅路の一説。 …

ここは悪名高い『霧の街』―――ミストキャッスル。 　その奴隷市場では、今日も恒例のオークションが行われていた。 　ＶＩＰのみが参加できる高額オークションでの最初の目玉商品は、人間…

　後世に「封建社会」と言われたこの時代において、その特色とされるのは３つの社会的階層の存在だ。 「祈る人（聖職者）」 「戦う人（騎士・領主）」 「作る人（農奴）」 の３つがそ…

異世界で魔帝国の復興を手助けした転移者、中西翔吾。彼が異世界にいる間に、日本は汎ユーラシア連邦との戦争に敗れ、特別自治区として連邦軍に占領されていた。 核ミサイルによって死の街と…

――お金さえ支払えば、どんな奇跡だって起こせる。 世界全ての事象を格納した謎の建造物が発見されて約百年。 〈創造の大樹〉と呼ばれる建造物から、ありとあらゆる事象を引き出すことに…

おいたんは毎日神様に祈る。 でもその神様は一つの宗教のカテゴリーには当てはまらない。 キリスト教神道仏教なんでもござれ！！！ そんなおいたんの宗教にまつわる小ネタを書きました。 …

僕は祭りが嫌いだった。 だから祭りを食べてくれる獏に祈ることにした。

ＴＶ、映画、本の中でもはやお馴染みの吸血鬼。 世の中に知らない人はいないのではないだろうか。 子供の頃、そんな吸血鬼に怯えて眠れなかったということは誰にでも経験があるだろう。 そ…

サムは黒猫のぬいぐるみだった。クリスマス工場のベルトコンベアの上に寝そべりながら、何とか人間になれないかと夢を見る。 それもそう、サムはサンタのヘルパーであるニッセが気になって…

尭宮警察署に身を置く武闘派刑事、大久間祐樹。よくトラブルに巻き込まれる事に定評があるが、後輩刑事と共に日々犯人逮捕に勤しんでいた。 強盗事件を解決した帰り、突如道路で起こった爆…

毎日毎日同じ事の繰り返しで 良い事なんかなくて 毎日毎日死んでしまいたいと願っている 二十五歳の春陽 毎晩毎晩祈るように自分の死を願っている そんな春陽が悪夢を見る

我々"Unfixable"は、自らを神、あるいは化け物と呼んでいる奴らを破壊する組織だ。いいな？ 慈悲を持つな。この世に化け物はいても、神などいない。救いなんてくだらない物は存在…

「アルファポリス」と「小説家になろう」にも投稿しています。 　ある国は、大地の乙女が精霊と交信し大地母神に祈る事で貧しい大地が豊かになっていました。ところが、初代大地の乙女の従者…

　「不幸の英才教育」なんて、なかなか経験できるものではありません。 そんな英才教育を幼少のころから受け、時にその路線から外れてしまい、幸せになってしまった時期もあります。 　その…