「短編怪談 いない」を含む小説

彼女はあたかも萩の七化けのように姿を変えた。 私の心も変わらずにはいられない。それほどの変化だった。

筆者が実際に体験した話を公開しています。 実話と謳っているわりに、話の内容を少し脚色しています。

これは私が今まで誰にも話した事がない「たっくん」という男の子の話です。 この日の事は何一つ忘れることなく、何一つ記憶から消える事なく、今でもはっきり覚えています。きっと私は死ぬま…

死に直面したときの人の気持ちを知るために、武彦は薄着で雪の降る中、外に立っていた。 もう少しで何かをつかみかけたとき、ゆきにその様子を見つけられて、山荘の談話室に戻される。何かあ…

大学一年の事。 ゼミの研究棟には何かがいた。 それは二人を追いかけて――――。

夏原相馬は友人との付き合いでとある廃校にやってきた。目的はもちろん肝試しだ。噂によると、今年廃校になったばかりのこの校舎で様々な怪奇現象が目撃されているのだという。全くやる気のな…

私の友達の地元の神社には石薙命という名前の神様が祀られていました。これは、その神様の存在を目の当たりにした友達の体験談です。かなり怖いので是非お読みください！

いつも山を掘っている男がいた

　大学生・稲谷が、ある心霊スポットにまつわる怪異をきっかけに、怪談を蒐集し始める。怪談を聞き集めるにつれて人が集まり、怪異もまた寄り集まる。 　不穏な人間と得体の知れない怪異が淀…

電気を消したアパートの一室。僕たちは、机を囲んで怪談話をしていた。とはいえ、机の上で揺らめいているのは蝋燭の炎ではなく懐中電灯で、季節も夏ではなく、物理的に背筋が凍る冬だった––…

住宅街で発生した殺人事件。すぐに犯人は逮捕され、事件は解決かと思われたが……。 残されたままの謎。現場にいたとされる正体不明の女。異常におびえる犯人。殺人事件を呼び寄せる場所。不…

久しぶりの実家暮らしを満喫する智津子。仕事に追われながらも、生活は充実していたが、そこに少しの影が差す。

従兄弟のA君は、美術室の箱の中から女の子の声がするのをききました── とりとめのない、バラバラな６つの手のひら怪談は、けれど箱と弟妹で繋がっていた。

小学校が冬休みに入った途端に、風邪を引いてしまったシュン。熱は下がったものの、咳が治らず。両親から外出禁止をされる。そんな彼は、ある友達を待ちわびていたーー。

県内の有名進学校に通う男子高校生。 彼は部と勉学、親からの圧により心身ともに疲れ切っていた。 そんな中ベッドに落ち、目が覚めるとー 見知らぬ世界にいた。 彼は様々な可能性を考えた…

　高校生の草加部雅人（くさかべまさと）は、幼なじみの雪紐兎本（ゆきひもともと）に好意を持っていた。 　草加部は友人から自分のことが好きな女子の家に、『首絞め女』があらわれると聞…

とある高校のとある宿泊研修。私はその宿泊施設へと来ていた。 憂うつとしていた私はバス内で女子グループたちの煩い噂をつい耳にしてしまう。 その宿泊施設にまつわる『ルナちゃん』という…

大学生の元希は母親に頼まれて祖父の荷物を取りに祖父の家までやってきた。中に入り頼まれていた荷物などをまとめていると、そこには風呂敷に包まれた肖像画が飾られていた。それに魅せられた…

「近くのマンションの窓がずっと開いてて、人が死んでるのかもしれない」という投稿を最後に、数か月止まっているツイッターアカウントがある。

出落ちホラーでクライマックスからの人怖ミステリー。 怪談に秘められていた惨劇の真相が、しだいに浮かび上がる。