「真面目 短編」を含む小説

「私、猛獣使いなのね。ふふ、確かにそうなのかも」 彼女は、悪戯でも思い付いたように含み笑い、真面目な顔でこう続けた。 「私ね、実はきつねも大好きなの」 「……What？」 「きつ…

　真面目だったり、ほろ苦かったり、あまり愉快ではない青春短編小説をまとめていきます。

真面目に生きてきたけれど、日々になにか物足りなさを私は感じている。 どうして毎日をつまらなく過ごしているんだろう？ どうして強く美しく生きられないんだろう？

語り手である真司（高校3年生）は図書委員に入っている。高校2年生の後輩2人、原美優と北川蒼遥はお互いの気持ちに気付いているのかいないのか、真司にとってはもどかしい歩み寄り方。被害…

「わるいこと、しよ……？」 外れかけたブラウスのボタン、熱っぽく潤んだ瞳で腕の中の『天使様』が言う。そしてそのまま、俺たちは——。 『天使様』……容姿端麗文武両道の彼女、柊陽…

「聖女の仕事って、めっちゃめんどくさい」 　村娘だった私、シャクナはなんの啓示なのか、どんな嫌がらせなのか。15歳の誕生日に聖女として覚醒した。 　すぐに王都に連れ出されたと思…

主に百合小説を書いている作家アユムには悩みがある。「だああ！　またセックスさせてしまった！」プラトニック・ラブが書けないことだった。アユムの悩みは後から後からやってくる。そのたび…

微妙な距離感にある、高校生の男女のお話。 それは　恋？　なのか。絆？　なのか……。 ちょっぴり切なくてほろ苦い、淡い恋愛物語。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートス…

夜空に消えていく煙の向こう側に、遠い街の光を見る。 「先輩は、なんでタバコを吸ってるんですか？」 真面目で優等生ないつかの自分も、憧れの人に同じ質問をした。 その時の答えを、…

　「パーティから抜けろって、どういうことだよアルフォード？！」 　 　地面にひれ伏す俺は、嘲りの表情で見下ろしてくる親友に叫んだ。 　いや、そいつだけじゃない。そこにいる全員…

　バカ真面目な主人公には幼馴染の双子がいた。 　双子の妹は活発的なでガサツだが、面倒見のいい魅力的な女の子。 　双子の姉は頭脳派で大人っぽいが、幼い頃から病を患っており、常に入院…

内気で引っ込み思案な僕は、どこにも居場所がなかった。 しかも、僕はある重大な問題を内に抱えていた。 僕は男のくせに男に恋をしていた。 誰にも受け入れてもらえないこの感情。 自分…

　貴重な水晶玉をいくつも壊し、会議は昼寝で欠席し、料理しただけで御神木を燃やし、人間界に作物を実らせすぎて国を埋め、聖杯に貯めた聖水は全部こぼす。 　そんなダメダメな女神様と、そ…

　俺はミステリーを書きたかった。ミス・テリーとかいう女性だったというオチのつまらないおやじギャグではない。推理モノ的な意味でのミステリーを書きたかったのだ。てかミス・テリーって誰…

森の奥深くに住む「魔女」のおはなし。 時に面白おかしく、時に真面目に、時に悲観的に厭世的に、魔女が何をするのかを見守ってほしい。

現実の世界に『勇者』や『魔王』という職業があったら、という想像をしながら書きました。 アプリゲームでガチャ回したことがある人は気持ちが分かると思います笑 真面目に不真面目な話です…

「真面目に努力した人は報われるべき」という論理は、自身が「汚い」と思っているものを拒絶して、「努力」という美化されすぎた概念に縋りすぎた純情なのかもしれない。努力が報われないので…

京都の神社には大家さんがいる。人間以上、神未満。 人たらしな下鴨さん、口の悪いずんぐり白馬、真面目な下戸の上賀茂さん、、 みんな遊んだり悩んだり喧嘩したりしながら毎日楽しく暮…

　俺には好きな人がいる。 　その人は聖女で、みんなに人気があって……。 　それに比べて俺はただの一兵卒で、大した実力もない。戦果だってあげた事すらないんだぜ？ 　そんな悶々…

コロナワクチンの話 今回真面目に話した。 スーパー免疫とは・・・！？ 電話の内容。そのままに。 私が忘れたくないだけのために。 電話の内容をただ赤裸々に淡々と。 脚色なし…