「ホラー 死」を含む小説

僕は絵を描くのが好きだった。 クラスメイトは僕を変なやつだと思っていたけど放っておいてくれた。 褒めもせずけなしもいじめもせず自由だった。 だけと１９８９年の夏。 あの殺人鬼が逮…

だいじなひとと別れたことはありますか？ そのときにあなたは、あなたの世界に立っていられましたか？ そのときが、どこにあるのか、あなたは知っていますか？

これは、一人の少女の自殺体が発見されることで始まる群像劇。 一見無関係に見えるストーリーの数々が複雑に交錯し、時系列を無視して語られる物語の断片はやがて一つの結末へと収束してい…

商店街のおばけ横丁には呪いの映画があるというレンタルビデオ屋があった。 噂を聞いた松田真一と加地亮介は、そこで五本のホラー映画を借りると、そのうち三本のホラー映画を見たが、それら…

今年正式に妖怪の存在が認められた日本 そこで暮らす一人暮らしを始めた20歳の女性 朝日葵。 そこで彼女は学生時に自然死を遂げた彼氏ことコー君が戻ってきた。 最後の文まで目を離すな…

人が死ぬまでの心拍数が決まっているとしたら、なるべく心臓を動かさないほうが長生きできることになる。俺は死神と交渉し、過去の心拍数を減らす取引をしたのだが……

死の間際、勝手にインストールされたラジオアプリから聞こえる、小学六年生の時の担任の先生の声。 それは死への誘いか、それとも──？ 小説家になろうにも掲載してあります。

「これからお葬式を始めます」 先生の言葉に、クラスメイトは教室の隅へと机を片付け始めた。

雪花兄妹＿。 その二人を、あなたは知っているだろうか？ まるで雪の花…SnowDropのようにあなたに死を届ける殺し屋。 それが 兄・雪花比(ゆきはな　ころ)と妹・雪花詩音(ゆき…

霊感の無さを買われて私は、とある呪物を預かることになったのだが――。次々に巻き起こる恐怖と死。果たして、これは仏像の呪いに由るものなのか?

目を醒すと、海を臨む列車に乗っていた。 隣の席には見知らぬ少女。 ニマニマとした表情で、こう云った。 ──問題です。 流れゆく何の変哲もないのどかな光景を見て、男は絶望します…

出落ちホラーでクライマックスからの人怖ミステリー。 怪談に秘められていた惨劇の真相が、しだいに浮かび上がる。

恋ガタキである青年をひそかに死にいたらしめ、ホクソ笑むドクターだったが… シニカルなショートショート。 先にタイトルありきで妄想したセルフお題SSです。

10月31日。秋の収穫祭により目覚めたジャンキー（ガラクタ）たちは血を求めて、仲間と一緒に街へ向かう。

『300文字の死』によせて書きました。二作目です。 二作書いてみて、おそらく自分の中で「死ぬと根本的に話が通じなくなる」というイメージがあるのだろうなと思いました。

死体と同居する女の独白。 朽ちゆく骸はいったい誰なのでしょうか。 　　　　　 佐藤菜のはさん主催の「300文字の死」に参加させていただきました。 https://kakuyomu…

電シャ 逃げる、私は逃げていた 鼻からは 私が先ほど、ぶつけた時に、血管でも切れたのだろう 呼吸の邪魔になるような 鼻血が、漏れだし 口に入り ぽたぽたと 顎から落ちるのを感…

どこまで行ってもまっしろな部屋。あるのは4つのドアと、いくつかのアイテムと、いくつかの仕掛け。少女はその未知の場所から脱出を目指す。そこでは死すらもひとつの要素に過ぎない。

　自衛隊の大規模出動まで要して、東京都中央区を地図上から消し去った、かつての『令和事変』。 　──実はこれは、異世界の某帝国からの精神的侵略、『逆転生』の秘術によるものであった…