赤い文字

雪上理来はＳ大の一回生。民俗学を専攻しており、ひょんなことからゼミが一緒になった九曜三之助と一緒に日本各地に散らばる民話を集め編纂すると言う壮大な目標に使わされる様になる。
一回生最後の期末テスト期間を乗り切り、春休みを迎える。休みとは言えど、またフィールドワークに行くのだろうと覚悟していた雪上だったが九曜からは『学生らしく遊んだ方がいい』と言われてしまう。一気にやることが無くなり、家でだらだら過ごしていた。何の気なしに見た動画から、若くして命を絶った富本司と言う画家の存在を知る。
彼は画家として軌道に乗り始めた矢先に死を選んだ。
彼の死には”赤い文字”が関係していると動画では説明している。
赤い文字とは一体何か。
そして富本司が自殺を図った本当の理由は。
九曜と雪上はその謎にせまる。

設定、民話など全てフィクションです。