「くれ」を含む小説

【Story】 古びた商店街の一角にある花屋『フローリストM』の店主、後藤ミキの元には、お客さんや友人が訪れます。花を買い求める人達はそれぞれに色々な悩みを抱えながら生きているの…

俳句二十句連作

ヴォルマグという大樹に築かれた村にラヴラという少女が住んでいた。少し変わった性質で、花より武器が好きだった。母はそれをあまり好ましく思わなかったが、彼女の祖母はそんなラヴラに狩の…

”私”はネイリストの夢を持っていたが、サトルと出会い、貢いだ果てに多額の借金を背負ってしまう。 風俗までやるはめになり、絶望した”私”は、人生の最期にお気に入りの水平線を見に行っ…

"ヒロイン"が、光を曲げて僕にも届かせてくれた。 謎多き"ヒロイン"を名乗る少女と、悩み多き少年の。チープでハードで、ピュアだけどコアな日々の物語。

　山の中に住む白ウサギを野犬から助けた若い男は、意識を失っていたのに消えてしまった。白ウサギは彼を毎日捜すが見つからない。しかし、それが恩返しに繋がっていく。

僕ーー御堂秀ーーには日和姉さんという自慢のお姉さんがいます。 澄んだ夜空のような黒髪にモデル顔負けの抜群のスタイル、おまけに生徒会会長の称号を手にする僕の姉さんはまさしく完璧超…

勇者グループの一員として当代最強の魔導師となったカリスは、魔王を倒した後に取ったただ一人の弟子に自分の全ての知識を教え、自分は人知れず遠い山奥に隠居した。 そして寿命によって亡…

第54回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画　参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093077046058181主催者：クロノヒ…

タイトル：ぬればいろのひんこく 白本英波はある日、不注意で冬木慧糸の砂時計を割ってしまう。すると代わりに用意された青い砂時計に、墨華と名付けられた、英波にだけ見える烏が魅せられ…

主人公・青葉は七年前から繰り返し見ている夢があった。 朱色の欄干と白木の板で出来た橋の前に佇む不思議な夢。 幼馴染であり作家でもある東雲宗介失踪の年から七年間。 失踪宣告の境界と…

　2060年７月、乗務員の休養と物資の補給を受けるため、ポセイドンはフランス独立記念日の前日に南太平洋のタヒチ島のフランス海軍基地に寄港した。一日交代で上陸班と艦内点検班に分かれ…

「保護者になってくれない？」 「は？」 　世界最強の能力のひとつ“黒の歴史書”を持つディアスは、雇い主である国王から、神託を受けた若者の保護役を言いつけられた。 「ふざけてん…

「おいにゃ知らぬ。そこの人間が何を求めて、何を思っていたのかなど……そもそも、小さな世界。記者さんや、正解不正解でこの世を断じて何になる。ほれ、その顔こそ常に求めてる人の腐った、…

2024年5月の3分の1 ちょっと小分けにして三部作になる予定。の詩ですが、いつも通り、その願いは叶えられないと思います。

主人公の少女は、生きる理由を見失っていた。そんな彼女に手を差しのべてくれたのは、「先生」だった。私が見つけた、生きる理由とは。

病める時も、 健やかなる時も病める時も。 隣を走ってくれていた人と、今こそ別れめ。 それが春。 会おうとすればいつでも会える。 でも、タスクを共有している期間の、二人きりの結び…

「――今すぐ、死んでくれない？」 「いいけど？」 その瞬間、死神の少年と病弱な彼女との、一瞬の夏と永遠の時に渡る恋は始まった――。 ―あらすじ― 死者の魂を速やかに回収する…