概要
価値観の衝突の頻度と度合いは、国際化の進展具合に比例する。
2060年7月、乗務員の休養と物資の補給を受けるため、ポセイドンはフランス独立記念日の前日に南太平洋のタヒチ島のフランス海軍基地に寄港した。一日交代で上陸班と艦内点検班に分かれ、上陸班だった私(島中佐)は艦長といっしょにタヒチ博物館に行くことにした。見学中に博物館長と親しくなりポリネシア文化、海洋航海術、セント・エリモの灯に係る神秘的な経験についての話題で時が過ぎていった。
そんな中、タヒチの海洋研究所の船が遠洋での調査中に消息を絶ち、本来なら出港できないポセイドンであったが、艦隊規程を拡大解釈した艦長の判断で独立記念日の最中で地元の協力が得られないまま、通常の半分のクルーでポセイドンは救出に向かった。
調査船はマグロの密猟を支援する某国海軍の魚雷によって沈没させられたが、5名の研究所
そんな中、タヒチの海洋研究所の船が遠洋での調査中に消息を絶ち、本来なら出港できないポセイドンであったが、艦隊規程を拡大解釈した艦長の判断で独立記念日の最中で地元の協力が得られないまま、通常の半分のクルーでポセイドンは救出に向かった。
調査船はマグロの密猟を支援する某国海軍の魚雷によって沈没させられたが、5名の研究所
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